2005年10月中旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




時々パソコンする時、机の下で湯たんぽを毛布にくるんで使ってます。
なんかだんだん、去年ぐらいから電気的な暖房機に接触するのが、
うっすらダメな気分になってきて。
後で、足がひやーと感じるというか。気のせいかもしれないけど。
湯たんぽは面倒だけど、ほんとにあったか~。安心…。
ご自宅の方は、ぜひ一度お試しくださいませ(笑)。





[2005年10月中旬]


10月12日(水)

夕飯の一品は、鳥肉、野菜、春雨の煮物。
いつも冷蔵庫にあるおなじみの出汁に、
鳥肉、 残り野菜を入れて、少し煮て、そのあと春雨投入。
最後に醤油などで味付けしたもの。
もどさず、そのまま入れるだけで使える緑豆春雨ってほんとに便利~!
出汁と春雨で、無数の簡単あったか料理ができそうだ。
みなさんもスープに煮物にぜひ、ぱらりと入れてみてください。

今日はやる気があったので、高野豆腐や、はすのきんぴらなども。
これらも出汁があれば、けっこうすぐできます。
(基本的には出汁で煮て、最後に味付け、さめて染みる、みたいな)
あとは小松菜のおひたし、ぬか漬け、玄米、みそ汁。
今日はちゃんとしてるわあ。








10月13日(木)

天気がすごくいいので、
お休みのくにぞうと散歩に行くことに。
「え~、どのへん行く~?」と言ってると、
「今日はここへ行きます」と雑誌を見せるくにぞう。
山梨県、勝沼のカフェだった。
「や…、山梨?!」
でもうちは東京のはずれなので、わりとすぐ行けるらしい。
「すごい、気持ちよさそうなとこだね~」と、ソッコーで着替える。
こうやって急に連れていくのが、くにぞうは好きみたい。
「 (私の)引き運動(競馬用語)だ」 と言っている。
私も行ったことない道を歩くのが好き。

電車に乗ると、だんだん街が遠くなって、緑が増えて嬉しい。
そこでくにぞうが鞄からおもむろに出したのは、
CDウオークマン!(今こんなの買う人って…、ここにいますね)
「なななんでこんなん買ってんの?」 というと、
メカものにめっちゃ弱いくにぞうは、
「安かったし、音飛びが全然ないんだよ」 とか、うんだらかんだら言ってる。
十年前の話かよ。
でもダビングしなくていいのも魅力なんだろう。
ワープロもなくなる前に買いそうな勢いだったしなあ。(止めました)

でもそれでクラシックを聞いてるのがよさげで、
イヤホンを片方貸してもらったら、
窓の外の緑の中を、清い旋律が流れていって、すごくよかった。
外国のよう。

そしてなんと1時間15分位で到着! すごいっす。
「お~、着いたあ」と勝沼ぶどう郷駅のホームに降りたら
もうその後ろが一面のぶどう畑!「すごーい」








はるか昔に一度だけ、ワインの仕事で勝沼に来たことがあるのだが、
その時はまったくこの景色を見る余裕がなかったみたいだ。  

「気持ちいい~!」 「ちょっと来るだけで違うねー」と
ごきげんで散歩するふたり。
やや遠いのだけど、そのぶどう園のカフェまで歩くことに。






誰もいない広いぶどう畑、住宅の脇にあるりんごの木、
道端の普通の花、よく知らない実。
ただそれだけで、気持ちが解き放たれるのはなぜだろう。
人間は、理由なく
自然の中に時々来ないといけないのかも。




ある住宅の庭にいた、毛むくじゃらの犬。
おとなしかった。ぬいぐるみなのかね、君。



目指してきた「原茂園」の蔵の中にあるカフェは、
平日なのに満席で!少し待ってたら座れました。
そして出てくるものすべてがおいしい! びっくり!
ランチのプレートや、お豆腐、パン、デザートまでが。
特に限定のぶどうジュースや、この日のクレソンのサラダがうま!







後でカフェの方とちょっと話したら、
休日は1、2時間待ちなんてこともあるそう。
とてもいい方で、すまなそうにお話されていた。
今日はラッキーでしたねえ。また春にでも、ふらっと行きたいな。
(営業はたしか4~11月までだったので)

そして大満足で、また散歩して戻る。
が、行きは気付かなかったが、帰りはけっこうな登り坂で息がきれた。
でも、こうゆう人生を時々すごせて、とても幸せだと思う。
忙しいからもっと先で、と伸ばしていたら、
それはどこまでも遠い。
もしかしたら、ないのかもしれない。
(セミリタイヤという考えにもすごく興味がある)

家に戻って、お風呂。
昨日の残りのおかずとかきたま汁でごはん。
体の中に風が入ったような日だった。






10月14日(金)

起きたら、筋肉痛。昨日すごく歩いたからだ。
でも翌日出るって若いのか、あれだけで筋肉痛って年なのか。

今日は、カワハラと様々な展覧会へ。
まず革作家の須藤華順さんの展覧会を見に「イコッカ」へ。
華順さんは、くまちゃんのお友達でもある
陶芸家、須藤拓也さんの奥様で、
前回私たちの「ちいさなかたち」展にも来ていただいた。
すごく素敵な鞄や、お財布達だった。
私がもっと小さな鞄で歩けたらなあ、 と思う。

そこからギャラリーit’sの「サルビア」の展覧会、
中井絵津子さんの版画展、
最後にオーパ・ギャラリーのスサイタカコさんの展覧会へ。
不思議な鳥や動物がちこちこ動く、オチのない(?)アニメが
とてもよくできていて、ほとんど全部見せてもらった。
オーナーの藤波さんとも話せて楽しかった。

今日一日でけっこう歩いたけど、
そういえば、最近少し反省することがあり、
お菓子のかわりに蒸したおいもを食べたり、
黒砂糖食べたりしてたせいか、
歩く時いつもと違って体が軽く、どこまでも歩いていけるような気がした。
(というのは、冷えとりをやっていると言っても、
甘い物に関してちょっと自分を許しすぎではないかと、
はたと落ち込んだりしたので)
これからどうなるか精神的な戦いなのだが、
絶対そのほうがいいということは、体が正直に伝えている気がした。





10月15日(土)


木曜、金曜と歩き回っていたせいか、たらたらテレビなど。
テレビ好きな私にとっては楽しい時間だが、
雑誌でよくお見かけする、
素敵な暮らしをしている人には絶対ないことだよなあと思う。
やっぱり習慣なのかしら。
子供の頃から、ずっとテレビがついてるような家だったしねえ。
(うちのせいにしない 笑)
まあ、いいか。(よくないけど)少しずつかわってくるかもしれないし。

お昼は、まだ残ってるおかず&玄米でワンプレートにしてみる。
カフェっぽいので、ひとりで食べても
残り物をかたずける感じが減って、なんかいい気分。








10月16日(日)

秋華賞。安田隆行厩舎のモンローブロンドは、6着だった。
夜、カワハラとくにぞうとでごはん。
カワハラにお礼することがあり、夜景がきれいな都心で和食。
ちょっと寒くなり、まだ人が少なかったので、
机の下でごそごそとレッグウオーマーを履いたら、ぬくくて安心した。
(トイレまで行ってくださいよ…)

こないだ「ちいさなかたち」展でカワハラの立体の干支を見たくにぞうは、
「動物がいいから、もっと描いたらいいよ」 と言っていた。
カワハラも、干支をほめてくれた人が多かったと言ってて、
またなんか広がりがあるかも。
人の言うことって、その時はへーと思うだけでも、
なんとなく覚えてて、
後で進路を変えたりする力になってたりするのでおもしろい。




10月17日(月)

なぜだかくにぞうと「すいとん」の話になり、
お昼に、すいとんのおだんごをつくって、みそ汁に入れたら激うま!
(ちゃんとしたつくり方があるのかもしれないが、
ただ小麦粉に水を入れてこね、
沸騰した出汁の中にぽとぽとちぎって落とし、茹でただけ。
すいとんの定義もよく知らない…)

私、昔っからそういえば、おだんご好きだったんだよなあ、と思い出す。
母がよくみそ汁に入れてくれていたのだ。
そして一緒に入れるベストなのものは、わかめ! おいしいよ~。

くにぞうは餅があまり好きでないので、
どうかと思ったが、「おいしいねー!」と言ってくれた。
小麦粉って「いきなり黄金伝説」の節約料理でも大活躍の食材なのだ。
(あ、これのハマグチの話とか、くにぞうにしてたからかなあ。
シャックとのやりとりが好き。かわいいよね…)

これから、しょっちゅうこれをつくろうと思う。
ごはんがなくても、すぐ主食になるしね。



夜は、蒸し野菜(かぼちゃ、にんじん)。あまい~。
何度も書くけど、蒸し料理って
ほんとに何回か自分でコツを覚えたら、
無敵の失敗しらず(煮くずれたりしないし)で、甘い野菜が食べられる。







蒸し器がなくても、
自分の手持ちの鍋にちょうどはまるザルを調達するとか、
こないだはちょうどいつもの鍋が煮物でふさがってたので、
別の鍋で、端に4ヵ所針金でひっかけたら、うまくいった 。
そいでそこに薄く切った野菜を何でものっけて、蓋して、後は蒸すだけ。
箸をさして通ったらもうできあがり~。
塩や味噌つけたり、そのままでもいけます。
冷えとりに、ぜひ!って感じの料理です。


あとはピーマンの炒め。
今日はだいたい炒まったところで、
スライスチーズをフライパンにほうりこんで、
ちょっとだけからめて、こがしてから、卵でとじました。
見た目はなんなんですが、おいしかったです。超簡単。



夜ごはんの後、くにぞうと「刑事コロンボ」。
ふたりとも小さい頃、すごくコロンボ好きだったので、
こないだくにぞうがDVD全集を見つけて、買ったのでした。
最後にコロンボが犯人をひっかけたりして、
有無を言わせず、美しいトリックがくずれ去る、みたいなのが好き。
うーん、今日の「2枚のドガの絵」は秀逸~。





10月18日(火)

早起きして、ミルクティと黒パンに蜂蜜をかけたもの。
夜早くに野菜など軽いものを食べると、
朝すごくおなかがすいているので、
そういう時は食べてもいいんじゃないのかなあと思う。

ずっとHP作業。
昼もだんご、わかめ入りのおみそ汁。
ゆで時間も少ないし、便利だねー。 何杯もおかわり。




10月19日(水)

めざましを止めて、昼まで寝てた。
頭が重く、ごくごく軽い風邪気みたいなものを感じる。
んー?なんで?
まあ、秋には夏の疲れが出たり、
過去にやった病気はまた同じルートで出てくるようなので、
まあ秋口の私には自然な現象でしょうか。

いつものように半身浴を長くして、
またちょっと寝てたら、夕方には大丈夫になってた!
ありがとうございます。そして生活や、心がけを反省だ…。
(しかしこれ、年を追うごとに、治りが早くなるので感謝だなあ…)

遅くに戻るくにぞうのために、
ほうれんそうのソテー、ほたての缶詰めのオニオンスライス合え、
さといもを蒸して、ごまみそで合えたもの、
だんご汁をつくる。 あと玄米(冷凍しといた)、ぬか漬け。

寝る前、剛君の昔の映画「メッセンジャー」 を見ながら、楽健法で踏む。
これ、私がクサナギ君に落ちたといっても過言ではない映画。
「かっこい~!」 と言いながら、どんどん長く踏む。
この話題を出し、風呂上がりにDVDをかけてた
くにぞうの策にまんまとひっかかったパターン。
でも楽しかったから、いいか。
途中まで見て寝る。
これ、ありえないストーリーかもしれないけど、
とてもいい映画なんですよ。