日記
日記や短文です。
↓日付は、 ブログのように、一番下から始まります。
[2011年3月]
3月31日(木)
今週も、チャリティヨガ。
そのあと、お昼から、瀬戸口しおりちゃんちで持ち寄り会。
去年新しく建てられたおうちは、
大きな窓から光が入って、とても気持ちがいい。
ヨガメンバー全員参加して、
今回も、すごくおいしいものばかりが、なぜだかカブラずに、並んでいた。
くにぞうは、スパイスをゴリゴリすって入れる豚のポトフ。
私は、大根の紹興酒漬け
(醤油、みりん、紹興酒に、生のまま大根を切って漬け、山椒を入れるだけ)
と
なかしましほさんの「おやつですよ」に載ってて、
前からやってみたいと思っていた、
「玉ねぎビスケット」と「あまからナッツ」。
これ、私のような人でも、すぐにできて、ほんとにおいしい…!
ぜひ、おためしください。
こういう料理をつくっている時って、
なんか、不安を忘れられたような気がするので。
お料理って、いいと思います。
体にもいいし。
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たくさん食べて、笑ったりもしたけど、
やはり地震の話になると、心の中の不安が見える。
でも、みんな、すごくよく勉強していて、
いろんなことを詳しく知っているなあと感心した。
選挙のこととかも。
原発を推進しているのか、反対している人なのか。
これからも、よく調べてみたい。
でも、みんなの関心が、かつてないほど高まって、
そのことは、いい変化なのだと思う。
夕飯の時間になっても、残れる人だけで、ご飯をいただいた。
しおりちゃんの
ごぼう入りハンバーグ!
あさりの潮汁(せり入り)、
炊き立てごはん。
「なんか合宿してるみたいだね」と言い合って、ほおばる。
大勢で食べるって、いいな。
もし、ひとりで暮らしている人は、
友達に声をかけて、ご飯を食べると、元気がでますよ。
持ち寄り会も、気分が明るくなって、おすすめ。
3月30日(水)
最終日になってしまったが、「くらすこと」の
「春と、くらすこと」展へ。
もう、多くのものが売れてしまったようだけど、
のんびりした、いつもの「くらすこと」の空気が感じられて、ほっとする。
竹のさじや、ジャムや、ストールなど買ってみた。
後で、藤田ゆみさんとも電話で話せた。
こんな時の展覧会だったから、
外でのイベントが中止になったり、ほんとうにたいへんだったと思うけど、
声が元気そうで、話せてよかった。
電話にあって、メールにないのは、
「声のトーン」だね。
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久々に都心に出たので、
通勤している皆さんが味わっているようなことを、初めて味わう。
駅のエスカレーターが全部止まっていて、
(エレベーターは動いているんだとか)
地上までが長い表参道では、一瞬「おっ…」とひるんだが、
普段でも時々、わざと階段を使ったりもしてるので、
トレーニングと思って上がる。
テレビで時々お見かけする聖路加病院の
日野原重明先生は、99歳?!で
エレベーターや、エスカレーターを使わない、と話されていたと思う。
並んでいる隣の階段を、さっさと上がって、優越感にひたるのだって。
うーん。学ぶことが、多そう。
私らも、鍛えなければ!
が、私とくにぞう、
これでもヒンズースクワット20回だけは、わりと続いていて、
歩いたりするのが、そこはかとなしにラクに思う。
こないだ、くにぞうは、
「俺は最近、25回だ。追い抜いた…」とほくそ笑んでいた。
電車は、路線によって、
車内の蛍光灯が消されたり、また暗い駅では、ついたりしていた。
「あ。いつも、こんなに昼までも、ついていたんですね?」と感じる。
昼は全然、いいんじゃないんですか?
しかし車内の空調がすべて止まっていて、
窓がもともと開かないか、都会では誰も開けないので、
空気がものすごく、よどんでいた。
悪い空気に弱いので、ちょっと弱る…。
i Podをシャッフルで聞いていたら、smapの「たいせつ」が出てきた。
歌詞を久々にかみしめて聞いていたら、
「みんな、ひとりなんだ
不安なんだ
愛が支えなんだ」
という歌詞が、ふいに出てきて、涙が出そうになった。
最近、いろんな人のブログで、
「愛」という文字を目にするような気がする。
人には、愛があるから、だいじょうぶ。
そう思う。
3月29日(火)
もう原発のニュースや、
あの原子炉の図などを見るのが、
気持ちにぐっときすぎるので、あえて避けて、見ないようにする。
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夜。サッカーのチャリティマッチを見る。
「日本代表」と、「Jリーグ選抜」との戦い。
最初に挨拶をした中澤の言葉が、力強くて、泣いた。
「僕は信じています。
乗り越えられない困難など、
決してないということを」
同じ言葉でも、
誰が、何を言うと伝わるのか、ってあると思う。
以前テレビで、ちょっとだけだけど、
中澤が、ほんとうに半端ないくらいのトレーニングを続けている姿を
密着で見たことがあって、
この人は…どこまでやるのだろう、と思っていた。
その映像と、あの言葉が重なって、
中澤がそう言うなら、
きっとそうなんだ、と思って、泣いた。
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そして試合は、サッカーに詳しくない素人目にも、
とても緊張感のある、いい試合だった。
遠藤が信じられないようなすきまに、すっとフリーキックを決め、
本田、岡崎の同級生コンビが、速効でシュートを決め、
まるでワールドカップのおさらいをしているような展開。
そして後半にカズが出てくる。
カズコールがすごかった。
ここでカズが決めてくれたら、ほんとに奇跡のような試合なのに、
と思っていたら、
川口からのロングボールを、
闘莉王がヘッドでトンと前方に運んだボールに、
カズが、なんていうか、
水が流れるように、もうそのことがわかっているように、反応して、
先に走り出し、
真正面にきたゴールキーパーの頭の上をひゅん、と抜いて、
ゴールがネットを揺らす!
走ってる時から、私も見ながら、立ち上がっていたのだけど、
「あ、あ、あ、あ…、入った、
ほんとに! ほんとに! ほんとに!」
と言って、くにぞうと握手しながら、泣く…。
すばらしい、美しい、シュート。
アナウンサーと解説陣が、
しばらく、「すごい…」としか言わなかった。
それから、
「カズは、やはりカズでした」
「これぞ、キングです」と。
キーパーがあそこまで、目の前につめてきていると、
今バリバリの代表選手でさえも、ほんとうに難しいゴールだそうだ。
しかも44歳なんですよ、カズ。
去年、Jリーグで「最年長ゴール記録」を更新した人。
私と3歳違いで、あんなに走れるだけでも、すごすぎる。
カズは、体を鍛えているのはもとより、
どうしても落ちてくる体やスピードの衰えを、
「一瞬の判断力」でカバーしている、というようなことも解説陣が言っていた。
ほんとうに、魂のゴール…。
サッカーの神様がいて、
みんなが一番見たいものを見せてくれたような試合だった。
試合後のインタビューで、カズは
「本当にみんなの気持ちが、ひとつになったゴールだったと思います。
東北の皆さんに届くことを祈っています」
と言ってから、
「きっと届いたと思います」
と言い直した。
かっこいい…。
これに対する、ザックのコメントがまたよかった。
「私はゴールを決められるのが嫌いだが、
監督キャリアの中で、
ゴールを決められて嬉しかったのは初めて」
だって。
(ザックは、「日本代表」の側の監督なので、カズの敵チームだった)
ザックも、素敵…。
とにかく、このゴールが見れてよかった。
イチローがWBC決勝の延長で打った、一発を思い出した。
最後は、神が祝福している、
あらゆる努力を惜しまない、いちばん影響力のある人が決めて、
「勇気を大きく放つ」
ことになっているのかもしれない、と思う。