2006年11月下旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



もうすぐ「くらしのたまご」の
「ゆるゆる冷えとり日記」がはじまるので、
ここの日記は、月ごとにちらほら書く形に変えようと思ってます。
12月から。両方が平行するので、どうなるのか…。
しばらくは、様子を見てやれたらと思います。





[2006年11月下旬]



11月21日(火)

白菜を漬けた当日、ちゃんと漬ってるか途中で心配になって、
上下ひっくり返してみたりしていた。
が、その後忙しくて、
2、3日漬ければいいというのが、5日…たってる?

開けてみて、お~、いい感じじゃん!と思ったのもつかのま、
ちょっとちぎって食べてみたら、「塩辛!」
ええ~~~~~! 塩を食べてるぐらいに辛い。がーん。

今になってよく思えば、
1/4サイズの白菜で浅漬けにしてた時の塩より、
そうとう多い量をふりかけた気がする。
なんであんなに塩をふったんだろう…。なんか雰囲気で…(笑)。
塩が足りないとカビが…、みたいな梅干のすりこみがあったのかもねえ。
さらに5日は、漬けすぎでしょう。

しかし、笑っちゃうくらい辛いので、
明日お母さんに電話してみることにして、
またそのまま皿をのせて、重しも載せておいた。











「僕の歩く道」、今回もよかった…。
あのお兄ちゃんのお嫁さん(森口瑤子) が、ついに変わっていくところ。
最後の絵を見てるシーンで、かなりの号泣…。
人のやさしさをふいにもらって、ふっと自分で気付く、って、
一番人を変える事なんじゃないかと思った。


そして前回も、すばらしかった…。
実は自閉症の息子がいた古賀(小日向)さんが、
最後にテルの隣で泣いた時、ただただ一緒に号泣…。
やっぱり、小日向さんってすごい役者さん。
「僕生き」の普通では言わないようなことを言う病院の先生役、
「僕カノ」の上司役の最後のあたりなど、ずっと忘れられない。

どんどん回を追うごとにすごくなっていく脚本。
橋部さんに何かが降りてきているような気がする。








11月22日(水)

お母さんに電話して、
塩抜きして、レモンをしぼってみたらいいんじゃないか、
と聞き、やってみる。

「塩抜き」は、ネットで見たら、
薄い塩水に漬けると書いてあったが、
この辛さなら、そのまま水に浸けたら、塩水になるよね、
と思って水にしてみた。

半日くらいして食べてみたら、まだ辛いので、
刻んで、水を2、3回換えてまた半日くらい置いといた。
すると夜には食べれるようになっていた!
が、うまみも一緒に抜けてるようにも思うが…。しょうがない。

レモンがなくて、すだちをしぼる。
茶こしの上からやると、種が落ちなくていい。
そしてすりゴマをどばっと混ぜ、ゴマ油、しょうゆをちびっと。
そうすると、けっこうおいしくなった。
はー、よかった。
残りの塩漬け白菜は、この先どうなるのかわかんないけど、
とりあえずその辛いままタッパーに移して、冷蔵庫へ。










夜。遅い夕飯なので、ほんとに野菜ばかり。
レンコンのきんぴら、モロッコインゲンの蒸したの、
大根葉のかつおぶし炒め、酢漬け昆布、そして白菜漬物。
あとお味噌汁。

くにぞうにてんまつを説明して、
「ちょっと味が抜けてるけど」と出したら、
「おいしいじゃん!」 と言ってばくばく食べてくれた。
ありがとう。













11月24日(金)

吉雄介さんの個展「?Sculpture」を見に、DEE’S HALLへ。
カワハラと。

DEE’S HALLなどで何度かお会いした吉さんの作品は、
トタンでさまざまなカタチがつくられていて、
小さな建築物のようでもあり、 とても不可思議で、魅力的な形。
トタンの質感も美しく、
それらが床に並べられたさまは、圧巻でした。
吉さんにも一瞬お会いできてよかった。




そこから、急いで千趣会の打ち合わせへ。
これまでも何回も打ち合わせをしてきていたが、
やっとサイト上にも載ったので、おおっぴらに。

みなさん、とてもいい方で、
「冷え」に困ってる人に何かいいものを、という情熱が感じられ、
こういう話に参加できてとてもありがたい。
みなさんは、いつも大阪からのご出張なのです。すごいです…。

(NEWSなどでも書きましたが)
千趣会のサイト「くらしのたまご」の「冷えとりプロジェクト」、
今後も進んでいきますので、ぜひご覧くださいね。






そのあと、
野田あいさんの個展「home」を見に、HBギャラリーへ。

今年私が文章で参加した
『「自分のしるし」をつくるラベル・カードブック』(詳しくはNEWSを)で、
そのページのカードを制作された方のおひとりというご縁で、
初めて展覧会に伺うことに。

うまく説明できないのですが、
色面で構成されたイラストの人物や、建物や、すべてが
あたたかくて、きれい。
なんでこんなふうになるんだろうという…。

そのあと初めて野田さんとお話したら、
やわらかく、 ふんわりされていて、
やっぱりこの人柄が絵に出るのだとほんとに思いました。

絵や文章って、やっぱり、その人なんですね。






11月26日(日)

ジャパンカップです! ディープです!
凱旋門賞でいろいろあったし、年内引退だから、
「今日はどうしても勝ってほしい!」と鼻息荒く、テレビの前へ。

パドックでは、小馬みたいにかわいく見えた。
こんなにかわいくて、なんであんなに走るのか、ほんとに不思議。
そして、圧勝だあ~~~~! (泣)

ゴール後に「よおっし!」と部屋でガッツポーズ! 
そして涙が流れた顔で、わけもわからずバンザイ!
さらに「よかったあ…。だって今日勝たないと、
何言われるかわかんないよ…」とか、くにぞうに熱く訴える女だった。





武君の表彰台でのインタビューで、
「みんながこの瞬間を待ってました!」と言われると、
ほっとした表情で、
「嬉しいですね。いろんなことがあったんですけど、
ディープはかわりなくディープですし、
みなさんも変わらず応援してくれたことが嬉しかったです」 と。

「池江調教師とは何か言葉を交わされましたか?」の質問には、
「先生の顔を見ると胸が熱くなって…、
これからゆっくりと、えー、キスでもしたいですね(笑) 」
と冗談を言っていた武君でした。

最後に、有馬に向けて
「彼にとっての最後のレースなので、
彼の生涯最高のレースをしたいと思っています」と。
また泣きそうになる私。次でほんとに最後だ…。
よかった、ほんとによかったよ。
すごいレースだった。ありがとう、ディープ。武君。




夕飯は、鳥とほうれん草、豆腐のお鍋。
あと、こないだ谷山さんに頂いたサトイモの蒸したのを塩で。
ねっとりしていて、おいしかった~!
あと、また塩抜きして、同じようにした白菜の漬物。
















11月27日(月)

技術評論社さんへ、パソコン本の最後の青焼きを見に。
担当の木田さんは、その時別のお仕事だったので、
打ち合わせ室を取ってもらい、数時間、集中して校正をやる。

個室にひとりなので、
時々立った姿勢でつま先立ちして読んだり、
ストレッチしながら、体が固まらないようにしながらやったら、
そんなに疲れなかった。
(遠くのビルから見られてたら、かなりぎょっとしたかも…)


終了して、戻っていらした木田さんと
「いやー、ついに、終わりですね。
ほんとにありがとうございました…」と、少しお話。

木田さんは、「冷えとり毎日」を読んで、
ああいう読みやすくて、ゆるい感じの本をつくりたいと
私に声を掛けてくださったのだ。
違う分野で、楽しい仕事ができて、ほんとに感謝です…。
私の過去の数々のパソコントラブルも、
ここで誰かの役に立つのなら、こんなに嬉しいことはないな。





モーネの井上由季子さんから、新刊の
『文房具で包む』(アノニマ・スタジオ)を送っていただいた。
包みのすべてを文房具でするという趣旨の本で、
大人っぽい顔つきで、すごくよかった。
デザインは、また柏木江里子さん。

写真も井上さんが撮られてて、それもいい感じ。
そして文房具で包むのって、身近に材料があるし、
私のような素人な人でも、なんだか照れ臭くないというか、
アイデアもさすがな本だなあと思いました。ぜひご覧ください。










11月28日(火)


夜、「僕の歩く道」を見る。
「なんてことしてくれたんだ!」と
園長が走っていくところで、またしても号泣…。
泣いてばっかしだ…。回を追うごとに
ひとりずつ、テルの周りの人が、今までの自分とは違う場所に入っていく。
人は恥ずかしいけど、変われる、ということ。
そのことがほんとに嬉しい。

最近、テルの言い方で言うと、やさしい気持ちになるので、
ふたりで真似したりしている。
くにぞうがゆっくり「みえこちゃんへ」と言ったり、
メールを3文で書いたりも。

この回だったか忘れたけど、
「自転車、在庫がなければ取り寄せです」 というハガキの文とか、
回を追うにつれて、おもしろい感じもすごく絶妙なのです。
橋部さんって…、ほんとに…。





今日は、白菜に黒ゴマを混ぜて。
器は、くまがいのぞみさんの。















11月30日(木)

朝、ヨガに行くのに、遅れそうで、
「やばい、やばい、やばい…」 と言いながら、洗面所にいたら、
やってきたくにぞうが
「やばくない、やばくない、やばくない」
と言ってにっこり去っていった。

そうだよね。言霊があるんだから。
これから、気をつけようと思った。
遅刻はしませんでした。ギリギリセーフ。




夜、くまちゃん、カワハラ、くにぞうと「七草」へ。
いやはや、ほんとにおいしい…。
そして全部、「緑で統一されたおひたし 」とか、
美しいことこのうえなかった…。
久々にお会いしたリカさんは、やっぱりニコニコといい笑顔。
「おいしかったです!」とおいとまする。