日記
日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。
[2010年12月下旬]
12月18日(土)
くにぞうが、リビングで仕事をする時に、
時々、床に湯たんぽを置いて、
膝から毛布を掛けてやっていたのだが、
明け方早く起きてやる時など、
足の後ろ(ふくらはぎや、もも)のほうが寒い、と言ってて、
何か袋状の、すっぽり入れるものが欲しいと言い出した。
くにぞうは昔、実家で受験の頃、
そういう電化製品で、ズボン型になってて、すっぽり入るものを、
使っていたらしく、
それを買おうかと言ってもいたが、
「電気のそういう、すっぽり入るものって、
後でなぜか、足全体が冷えびえする感じがしたよ」と言うと、
「そうかー」と言っていた。
(個人的な感想ですが、膝から下を入れる電化製品、そうでした…。
たぶん冷えとり以前だったら、感じないものでは。
でもこたつは、感じないですが…)
「しかも、くにぞう、私より
電子レンジが回ってるだけで、いやな感じがして避けてるのに、
すっぽり入るのなんて、無理なんじゃない?」とも言う。
ということで、
「湯たんぽをその中に入れ、足まですっぽり入るような袋を縫う」
という話になってしまった。
*********
実家→私の下宿からずーっとあって、
そんなには使ってないウール100%の毛布があったので、
それをミシンで縫うことにする。
毛のものを縫うのは、初めてだったが、糸もガキッとくわずに縫えました!
このミシン、やるー。
購入してから、久々にミシンを使ったが、
新しい糸のかけ方とか、なんとか覚えていて、自分をほめる。
で、できたのが、こんな縦長の袋。
さすがに厚い端っこは、ミシンで縫えないので、刺繍糸で適当にまつる。
で、
「これで入る?」とくにぞうに、中に入ってもらう。
みぞおちの上あたりまで来て、大丈夫そう。
がっ! このままだと、床のほこりが、
もれなく、まとわりつきそうで、
考えたあげく、
もう古布にしようかと思っていたシーツを同じく袋状にして、
二重にかぶせてみた。
その中に、湯たんぽをセット。
椅子の下まで持っていって、
すっぽりみぞおちのあたりまで、入ってみたら、
「ぬくいよ~!」と喜んでいた。
私は、パソコンの時、
プラスチックの箱(無印の引き出し部分…笑)に湯たんぽを入れて、
膝から毛布をかけるので、充分なのだけど、
いろいろ感じ方は、ありますね。
後日「その後、どう?」と聞くと、
使ってて、明け方とか、すごくあったかいらしい。
でも袋の幅が狭いため、急には袋から出られないので、
こたつと同じで、入ったきりになるみたい。
日中、私がいない時で、ピンポンが鳴ると、すごくあせるらしいです…(笑)。
なので、もうちょっと余裕のある幅のほうがよかったよう。
が、毛布の幅を2つに折り曲げて縫ってしまったから、もう、しょうがない。
もし、こんなものをつくろうとする方がいらっしゃったら、
幅にご注意ください…(笑)。
(でもどんな幅でも、袋だったら、急には脱げないのかも…?)
12月19日(日)
頂き物がてら、近所の茶店で、友達とお茶。
12月の近況を話したり。なごむ~。
人って、状況は変わらなくても、誰かに話すと、気持ちが軽くなるよう。
去年も、私の12月のやることの多さを聞いてもらったら、
なんだか、ふっとひと息入ったようで、軽くなった。
(自分で自分の首をしめてるだけなんだけど、
私はほんとにすることが多い、というのもわかって、納得した…)
グチっていう感じにならないように、(見分けは難しいが)
「誰かに聞いてもらう」って、
大切なことだと思う。
私がひとつ、思いつく「グチっぽくならない」というのは、
笑い話的に、短くまとめて話すことかな?
「聞いてよー、こんなことあってさ~」みたいに。
でも、男子より女子のほうが、
こういう息抜きは、うまいんじゃないだろうか。
たまってしまうと、重くなるから。
聞いてもらえる人がいることに、感謝しながら。
12月20日(月)
くにぞうの冬の講習が始まった。
今まで予習でも、かなり根を詰めていたからか、
今晩も、
風呂のフチに、うつぶせにもたれて寝ていて
(くにぞう、風呂では後半、たいがいこうして寝てしまう)、
ふらふらと先に上がったので、私はもっと長く入っていた。
で、上がったら、
くにぞうが、上半身裸で、絹の下ばきだけ履いて、
そんなに暖房もしてない部屋の、布団の上にころがって寝てたので、
びっくりして、
「くにぞうーーーー!」と叫んで、起こす。
が、ずっとねぼけているので、
パジャマを着せて、靴下も履かせて、布団の中へ。
湯たんぽを後から押し込む。
疲れていたんだなあと思うが、
お酒も飲んでいたからなあ。気をつけないと。
********
翌朝、よく覚えてないようだったので、
昨日のことを説明して、
「もー、心配したよ。私が上がるまで、30分くらい寝てたかも。
外だったら、凍死だよ!」とか
わけのわからないことを言っていたら、
「ごめんなさい。自分を変えるね」
と言っていたので、かわいかった。
素直に謝られると、何も言えないね。
えらいなと思った。
昔は、ふたりとも、もっと意地をはって、
素直に謝らないところが多かったと思うけど、
今は、だいぶ、ふたりとも謝れるようになったかも。
これは、精神的な本を読んだ影響でしょう。
そうやって、ぱっと仲直りしたりして、
居心地のいい時間を増やしたほうがいい。
まだまだ私も修業中だが、たしかに、そう思う。
12月22日(水)
12月に、いつも気持ちがせっぱつまることの一因に、
年賀状のことがあるので、
今年は、今までになく早めに賀状に取りかかり、
すごく早く完成して、もう宛名も貼って完成した…(泣)。
晴れ晴れと、投函しに行く。
早くやると、何でも、
「あー、私、もうできてるんだあ…」
という感慨にじーんとひたれて、おトクだと思う。
しかし、もうひとつの大きな要因である
「たまった日記」は、
来年こそは、年末にたまるのをどうにかしたい、
と思いつつ、早5年以上同じことを繰り返している…。
考えよう!
なんでも、ちょっとずつ、変えられるかもしれないし。
とにかく必死に日記を書いている、今日この頃。
12月23日(木・祝)
くにぞうが買ってきてた生クリームが期限だったので、
久々にしおりちゃんレシピのチーズケーキを焼く。
いつもはくにぞうに計量してもらうのだが、完全にひとりでやった。
そして、できた…。自信。
おいし~。
夜。数人で、西荻の「のらぼう」へ。
くまちゃんが親しいスタッフのおひとりが、
家族で遠くへ引っ越されるということで。私も久しぶりに行く。
あーーーー。全部、とびきりおいしい。
白和えやら、シメサバ?、牡蛎とごぼうの炊き込みご飯…。
炒めた野菜だって、しゃっきり、味があって、全然違うのですよね。
「おいしい」って、
生きているなかでも、ほんとにすぼらしいことだな。
最後に、その旅立つ方が、すごくいい笑顔でお見送りしてくださった。
笑顔って、宝だと思う。
12月24日(金)
クリスマスなので、くまちゃんのグラタン皿で
グラタンだけつくろうと決めていた。
お昼に材料などを買いに行く。
帰ってから、この間から飾ってた花の、しおれた部分をのけて、
残りをトイレに。
かわいらしい。すごく長く咲いていてくれる。
やはりあの、花屋さんがくれる、長持ちする液体を入れたからかな。
それとも「きれいだね」と脳内で、声をかけているからか。
**********
クリスマスのテーブル。
クリスマス用にアレンジされた、置くタイプのブーケを買ってくるのが、
贅沢だが、毎年のたのしみになっている。
グラタン以外は、ぱぱっとできるものか、買ってきたもの。
チキングラタンは、無事に成功~。
いつものように、バターを使わない、なんちゃって方式。
玉ねぎをオリーブオイルで炒め、鶏肉も炒め、
そこに牛乳をどぼどぼ入れ、小麦粉を牛乳で溶いたもの(お椀に半分くらい?)
を入れ、すばやくかき混ぜつつ、塩コショウで味付けし、煮詰めていきます。
そこへ、茹でたマカロニを投入。
(でもこの方式、どんなふうでも、ダマにはならない感じです。
で、まだ液体がしゃびしゃびに見えても、
ちょっと鍋ごと置いておくと、
冷めるからか、マカロニが水分を吸うからか、勝手に粘度が上がることも発見)
器に盛り、パン粉、粉チーズをたっぷりのせて、オーブンへ。
器にもバターも何も塗らなかったけど、大丈夫だった。
*********
そして、今回
オーブンの電熱部分からお皿までが遠いから、焦げ目がつくのが遅いのかも、と
ケーキ型をひっくり返して台にし、高い位置にして焼いたら、前より改善。
それでも、15分か20分くらいはかかる。
火力の強いものに、いつかは買い替えたいがなあ。
くまちゃんのお皿、ほんとにすてき。
あとは、
マッシュルームを、ただ半分に切って、オリーブオイルで炒めたもの。
冬にはほとんど食べない、生野菜のサラダ。
半分だけ食べて余っていたりんご、おつまみ用のくるみ、
リーフサラダ(セットで売ってるもの)を、
自家製てきとうドレッシングで。
(レモン汁、ゴマ油、しょうゆ、すりゴマを混ぜるだけ)
でもおいしかった!
あとは、パンとチーズ。なぜかスーパーで、目についた干し柿も(笑)。
チーズと食べると、おいしかった。
ケーキは、
チーズケーキもあるし、もういいかなあと思ったが、
パン屋さんの外に小さいのを売っていたので、つい買ってしまった。
くにぞうが、翌日だけ休みなので、久々の晩餐。
ずっと連日授業で、
遅くに帰っては、次の日にひびかないよう、
お粥か、雑炊+漬物ぐらいだったので。
常温のスパークリングワインをちびちびで、おいしく食べました。
メリークリスマス。
12月25日(土)
昨日洋食だったので、軽く。
残ってたお粥に卵を入れて。お昼。
(できたお粥に、溶き卵、塩を入れて、ぐわーっと混ぜるだけ)
大みそかと元日以外、全部授業で、
その2日間も予習に追われるくにぞうのために、
玄米おにぎりを20個くらいつくって、冷凍していく。
(こないだから、日々のおにぎりつくる際、ちょっとずつ貯めていた)
(梅、鮭、おかか)
くにぞうは外食とか、ほぼしないので、
これが頼りのようで、個数をリクエストされた。
あとは、出汁に入れるだけでできる、冷凍うどん。買い込む。
12月26日(日)
有馬記念。
圧倒的な一番人気のブエナビスタが、
直線、すごい後方から、びっくりするような脚で追い込んできたので、
思わず部屋で、ひとりで、
「抜け!!!!」と叫んでしまったが、
写真判定の結果、2cm差で負けていた………。
もーーーーー、スミヨン~(騎手)。
またですか。ちゃんと乗って…(泣)。
(ジャパンカップは、進路妨害でまさかの2着降着)
ブエナビスタの賢そうな、かわいい顔を思うと、
負けちゃったことがわかるんじゃないかと思って、かわいそうになる。
12月28日(火)
数の子を、塩水につけて、塩抜き。
今年も、有元さんの「有元家のおせち25品」を見つつ。
なんかバタバタで、知らない間に、もうこんな日にちになっていて、
私の実家に持って帰る黒豆とか、
くにぞうがお正月にこっちでひとりで食べるものとか、間に合うか…?
と思っていたら、
ちょっと前にお義母さんがお電話で、
できるおせちを送ってあげる、と言ってくださった。
ううう、うれしい~~~(泣)。
お義母さんの、最高においしいので。
「数の子だけ、そっちでやってね~」と言われたので、仕込み。
くにぞうが好きなので、多めにする。
あと、くにぞうに「あれできる?」と言われた
千枚漬け風の、カブの甘酢をつくっておく。
去年もつくったが、
カブをスライサーで薄く切って、甘酢に漬けるだけなので、簡単。
(今回は甘酢部分に、
ちょうどなくなった、らっきょの甘酢を流用してみたが、
まったく大丈夫で、余計おいしいくらいだった)
これは常温で、日持ちするので、早めにやっても大丈夫。
数の子とか、日持ちを逆算して、何日にやろうと決めた。
12月29日(水)
数名で、江里子さんのご実家へ。
来年、江里子さんの回顧展を京都でやりたいと思っていて、そのお話に。
楽しくお昼を頂いて、
快く、いろいろ協力してくださり、ありがたかった。
いいものにしたい。
(2011年10/1~10 京都「モーネ」にて、の予定です。
ぜひたくさんの方に、来ていただきたいです。また詳細お伝えしますね)
それからお母さまと一緒にお墓参りをして、
蜜柑の木々が道のそばにある、きれいな海が見える道を帰ってきた。
晴れ晴れと見渡せて、
とても心に残る、いい風景だった。
12月30日(木)
明日帰るので、今日は準備で激動になるはずの一日。
だいたいの予定を考えて、
覚悟してたが、まさしく、そうだった。
午前中にお義母さんからのおせちが届くはずが、
宅急便がちょっと遅れ(荷物たいへんですよねー)、
大急ぎで開けて、それをいちいち味見。
黒豆、ごまめから、栗きんとん、高野豆腐、しいたけ煮…。
「うま!」「おいし~!」と声が出る。
お電話して、
「もー、すっごい、全部おいしいですーーー!!!」
と感激して言うと、笑っていらっしゃった。
それらすべてを大急ぎで、
くにぞう分と、私が実家に持って帰る分に分けている最中に、
いったん帰ってくるくにぞうのお昼に、うどんの用意。
私も一緒にうどんをかきこんでから、
仕分けの続きをし、
宅急便に入れる大量の靴下や衣類、実家での食料あれこれから、
江里子さんの展覧会の資料など、なんとか梱包終了。
そっから、2箇所の甥っ子達に、お年玉を郵送しに郵便局へダッシュ!
3時に宅急便が来るかもしれないので、小走りで行くが、
元旦は普通郵便の配達がないかも、とか言われ、
え?毎年出しているはずだが…?と思いつつ、
調べてもらうのに、時間がかかり、あせった!
(結局大丈夫みたいでした…)
*******
また小走りで帰宅してから、
たくさんの数の子の皮をむき、
(あ、くにぞうが録っていた3分クッキングで、
「数の子の皮はふきんで剥く」と知り、早くうまく剥けました!)
午前中にとっておいた濃いかつお出汁に、調味料を混ぜた汁に漬け、
さらに、かつおぶしを上に乗っける(ふきんに包んで↓)。
去年やったから、なんとか慣れていた。完成!
その後、無事、宅急便を取りに来てもらってから、
最後の最後に、くにぞう用の食料の買い物を。
(最後の日に買わないと、日持ちの問題があるので)
添加物の入ってないかまぼこや、餅、
レトルトのうなぎや、にしんなども買っておく。
またくにぞうのリクエストで、
鍋にできるように、鳥肉や豚肉をカットして、一回分にして冷凍、
ほうれん草なども切って、ビニール袋に小分けにしておく。
それから、なんとか時間的にできそうだったので、
母が好きな筑前煮をつくり、明日手持ちで持っていくことに。
けっこう、もうこのへんで、クタクタ…(笑)。
それからHPの最後の日記を更新し、いない間のテレビの録画予約。
ほんとに、自分でやることを多くしているのだが、
毎年、こんな感じになってしまう…。
ま、いいや! しょうがない。
毎年、1月に思いきりのんびりしよう、とそれを楽しみにがんばる。
夜遅く、「(年内の授業が)終わったよーーー!」と、くにぞう帰宅。
「がんばったね!」とすごく、ほめる。
くにぞうは、ほんとに毎年毎年、
もっとわかるようにしたい、とがんばっていると思う。
「数の子、今日漬けたから、味まだ薄いかなー」と言いつつ、
ちょっと出してみたら、
「おいしい!」と言ってくれて、疲れが取れるよう。
男の方々、お料理は、大げさにほめましょう(笑)。
ほめられてイヤな人は、いないから。
女の方々、ダンナさんのことも、なにか見つけて、たくさんほめましょう。
うれしそうにします。
鍋を食べてから、
「冷蔵庫のここに、こういう食料が入っているから」と教える。
そして、くにぞうのプリントのかたすみに載せるイラストのカット、
年内に必要な42個の、最後の分を渡す。
(これ、受験のネタがなくなり、案外たいへんだった…。
毎日漫画を連載されている方とか、すごいなと思う)
12月31日(金)
いろいろやっていたら、寝るのが3時になってしまったが、
5時に起きて、朝6時半の電車で私の実家に帰省。
以前、
介護の雑誌に連載を始める時、このHPの扉にも書いたのですが、
私の母は数年前から認知症で、
ついに夏から施設に入っていて、
正月だけ家に帰ってすごそうと、いうことで、
弟と迎えに行くので、こんな早い電車で帰るのでした。
しかし、これで実家に着くのは、午後1時という…。
新幹線でも飛行機でも、
どうやっても遠い、陸の孤島のような場所なのだあー(笑)。
その時も書きましたが、母は冷えとりはやってません。
まだ元気な時に勧めたら、
「そんな靴下とかは、慣れんし、ブカブカでいやじゃ」ということで。
そうだよねー。
元気だったし、当たり前の反応にも思う。
がっかりしたけど、いさぎよく、あきらめました。
母のことは、まだリアルで書けないと思うので、
もっと、ずっと、後で機会があったら、と思っています。
******
あたふたと乗り込んだ新幹線で、派手に爆睡。
途中の京都で目が覚めたら、雪が降り積もっていた。
もし山口でも雪が積もっていたら、
弟の車がスノータイヤじゃないので、迎えに行くのが難しかったみたいだけど、
運良く、降らずに大丈夫でした!
天に感謝。
一緒に迎えにいける兄弟がいることにも感謝。