日記
日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。
[2009年2月]
2月1日(日)
夜、「楽健法」で踏み合い。
くにぞうは、クラシック好きなので、
自分が踏む番の時、
時々NHKの「名曲探偵アマデウス」という番組を見ながらやっている。
(ほんとは楽健法は、テレビ見ながらとかじゃ、いけないんですが~)
私は、何度聞いてもクラシックの曲名とか覚えられないのだが、
知っている曲が流れたので、つい得意げに
「あ、これ、中居君のドラマの…、『白い器』のだ!」
と言ったら、くにぞうが、「『砂の器』でしょ…」と笑っていた。
どうやら中居君の前作「白い影」と「砂の器」が、合体してしまったらしい。
「白い器」だと、それは「ヤマザキ春のパンまつり」だ…。
そして曲は、マーラーだそうです。
2月2日(月)
お休みのくにぞう、自ら掃除機を取り出し、かけてくれた。
私は、仕事でパソコン。
時々、こういうことがあって、
「えらいねー! すごく気持ちがいいねー!」とめちゃくちゃほめる。
その後、くにぞう、いつものように
「何も言われないのに、自分から…」
「自発的に…さっとやって…」とか、何度もひとりで言っていた(笑)。
その後、ふたりで食材の買い物に。
「ゆるゆる冷えとり日記」にも書きましたが、
鍋用のふぐを買ったら、旬なせいか、
去年の秋に買ったより、全然安くなっていた。(約2人前で2980円)
外食よりは、ちょっと贅沢に内食、いいんではないかと思います。
最後は、なんといってもふぐ雑炊。はああ~、おいし~。
2月3日(火)
昨日の鍋がおいしかったので、
今日も肉じゃない鍋にしたい、と言って、考える。
「じゃあ、やっぱり…タラ?」
若い時は、あんまり味がないような気がして、
そんなに好きじゃなかったタラを、
結婚して以来、初めて買ったら、「おいしーーー!」
「フグじゃなくて、全然いいじゃん!」
「大人の味だね」と大盛り上がり。
これからタラ鍋が、よく登場するようになりました。
味覚は変わるので、若い時に嫌いだったものとか、
また買ってみるのもいいなと思いました。
2月4日(水)
夜寝る前に見る花は、すごく美しい。
そう思って写真に撮っても、
そのしんずいの美しさは、ちっとも写らない。
2月5日(木)
朝、本の原稿でずっとお休みしていたので、久々にヨガへ。
はー、効きました~。
華順さん、カワハラとイタリアンへ。
ここにお店があるのは知っていたけど、おいし~!
友達に教えてもらうと、広がるから、嬉しいな。
そっから華順さんと別れ、
天気もいいので、カワハラと散歩しながら、つもりつもった話。
さらにカフェに入り、いろんな話。
これから、止まっていた本のデザインもカワハラにしてもらうので、
その全体の雰囲気の話とかも。
お互いの頭の中にあることが、わかって、けっこう有意義だった!
「話してたら、仕事の話だよ」
「まじめじゃん(笑)」
私たち、けっこうやるわよね、みたいな感じで席を立つ。
お店は空いてたのだけど、
ひとこと「長居してすいません~」とお店の人に声をかけると、
お姉さんがニコッとして
「いえいえ、ありがとうございましたー」と言ってくれる。
こういう笑顔、私も持っていたい。
**************
出たら、夕方というか、夜で(笑)、
「じゃあ夜も食べていきますか(笑)」と、くにぞうを呼び出し、
おそば屋さんへ。
くにぞうが最近すごくよく買い物してくれたり、
冷蔵庫にあるものも利用して、料理してくれる話に。
最近のくにぞうのあだ名は、
「チラケン」(=チラシ研究会)
「ノコタイ」(=残り物対策委員長)
であると言うと、カワハラ爆笑してました…。
あだ名の使い方は、というと、
冷蔵庫の残りがアレンジされた夕飯とかを私が見て、
「あ、あの玉ねぎの、使ってくれたんだ~」とか言うと、
「ノコタイじゃろ!」と、なぜか半ギレになるという感じです。
またコーヒーを入れる時は、「マスター」。
「マスター」と呼びかけると、
「最近どう? 忙しいの?」とか話してくれます。
2月6日(金)
「ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん」発売の日。
出掛ける用事があったので、本屋さんをのぞくと、
赤い表紙の「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」と並んで平積みに!
目を見開いて、心の中で「うわあああああああ」と絶叫。
赤と黄色の表紙ですごく目立っていました。
(編集の後藤さん、デザインの千葉さん、
2冊続けて、ほんとにありがとうございました…)
気づかれるわけもないですが、
あんまり自分の本を見てるのも気が引けるので、
こそこそと退散。あー、びっくりだった。
くにぞうも、別の本屋さんで、
並び平積みや、並び本棚、とかいろいろ見かけたようで、
「すごくうれしかったんよ」と2冊とも買ってきていた。
そして、くにぞうが「見て」とレシートを差し出す。
本のタイトルが表示されてるのだが、長いので、
2冊とも先頭だけが打ち出されていて、
ずぼらな青木さん
ずぼらな青木さん
と並んでいた。連呼かよ。
かわいい。
2月8日(日)
取ってあった雑誌を思い切って、大量に古本屋さんに出すことにした。
どうしよう、とかなり悩んだのだが、
じっと振り返って、自分の傾向を考えてみると、
本は読み返すものが多々あるけど、
雑誌はその記事が探し切れなかったりで、あまり読み返さない気がする。
またそこで見て興味のあったものは、
もう本やネットなどで探したりしてるので、
そういう役割として、もういいのではないかと思ったのです。
でも知らない人や、知らないことがたくさん載っているので、
やっぱり雑誌は、新しいことへの入り口になると思う。
何がどう次につながるか、わからないから、
ふと読む雑誌はおもしろい。
2月11日(水・祝)
「ゆるゆる冷えとり日記」にも書きましたが、
近所の「匙屋」さんで、この間日記にも書いた
「日本エステル社」さんのアロマテラピーの勉強会へ。
匙屋さんは、自分達でつくられている木の匙をはじめ、
素敵な雑貨達の並ぶお店。ギャラリーや、イベントもいろいろ。
友達でヨガの先生の須藤華順さんが、匙屋さんとお友達なので、
誘ってもらいました。
いやー、おもしろかったです。
目からうろこの、精油の常識みたいな話と、
実際にビーカーで、オイルや精油を量ってつくる
保湿ローションの体験講座。
わざわざ遠くから来ていらっしゃった方もいた。
匙屋さんの、さかいかよさんも、
こちらの精油を使われてるみたいで、
たしか切り傷に「ティーツリー」を塗っている、と言われたので、
私も買ってみることにした。
また「イムネオール」やオイルも購入。
そこから華順さんとおいしいパン屋さんに行ったら、閉まっていて、
途中まで一緒に帰って別れた。
そのあと私は、国立にもできた「はらドーナツ」を食べながら歩いて駅まで。
やはり揚げたてのほかほかだと、すごくおいしくて、
食べ過ぎになるのに、どうしても2コ食べてしまうぜ…。
このあと、夕飯だぜ…。
2月12日(木)
朝ヨガに。その後、行ける人で、カレーを食べに行く。
ここのは油が少なくて、辛さも調節できて、おいしかった!
ナンが焼き立てで、最高~!
帰り道、くしゃみが出るので、
お、花粉症きたか、早い?という感じ。
帰ったら、くにぞうが、「鍋奉行になる」という
ムック(オレンジページからの)を買ってきていた。
タイトルに爆笑…。
でも、とても写真やデザインのきれいな本だった。
ちなみにこの頃、ヨガ後は、
私がくにぞう以外(笑)の人との触れ合いを求めているので、
「女子同士でご飯食べてくれば?」と、
くにぞうはいつも、別れてパンを買って帰ってくれている。
そしてくにぞうは、その本を見ながら、
鶏団子鍋の仕込み中であった。すごいぞ!
材料と調味料を入れ、
鶏ひき肉と混ぜる。
しかも、ぽん酢も自家製でつくると言う。すすすごいぞ!!!
どーやってつくるの、ぽん酢!
なにやら柑橘系をしぼっておられますね…。
(その後、不明。メモれよ…)
そして大根おろしと、自家製ポン酢と、鶏肉団子の仕込み終了!
すごーーーーーい。
今日は、マスターじゃなくて、板長!
予備校講師なので、今は長期休みとはいえ、この料理欲!
ありがたやー、という気持ちです。
私は、多少料理にあきているので、すっかりおまかせする。
(逆に見てて、うるさく口出しするのは、うちではご法度なのだ!)
そして、鶏団子鍋。団子が下の方に隠れてますが、
めっちゃおいしかったです!
ポン酢もいい味だったー!
***********
私はというと、今、掃除とかのほうが、多少おもしろい。重曹とかで。
かな。
そうでもないかな…(笑)。ないな。
とにかくのんびりしたい今日この頃だが、細かい用事に追われているよう。
(普通の人から見たら、かなりのんびりしてると思いますが)
夕方、読者ハガキ第1号を
後藤さんがファックスで送ってくださった。
もう! 泣きそう~。
くにぞうにも見せて、ふたりで喜び合う。
こういうおはがきをきちんと書いてくださる方は、
きっとすごくいい人なんだと思う。
こんなに遠いところの人を、こんなに嬉しくすることができるのだから。
2月13日(金)
くにぞうと江里子さんと落語へ。
江里子さんも落語好きだと、最近発覚して。
恵比寿のガーデンホールで、
「五代目 桂米團治 襲名披露記念落語会」。
前にも見た米團治さんや、米朝さんもまた来られていた。
南光さんの司会で進む、「口上のご挨拶」も爆笑でした。
また米團治さんのエピソードが暴露される。
ある空港で、飛行機に乗る時、
らせん階段で3階上がらないといけない場所があって、
足腰が弱くなられた83歳の米朝師匠に、
それは無理だろうということになって、
「エレベーターはないんですか?」と聞くと、
「これは、荷物用なので…」と断わられたが、
米朝さんの子である米團治さんが、米朝さんをすっと前に出して、
「この人お荷物ですから」とか言ったそうです。
米團治さんは笑ってたので、ほんとではないでしょうか。
あー、おもしろい親子…。
初めてみた柳家喬太郎さんも、すごくおもしろかった。
江里子さんが好きな落語家さんのひとりだそうで、
くにぞうは知らなくて、「びっくりした、よかったー!」言っていた。
代官山で和食を食べて解散。
あー、笑うって、素敵な動作だな。
2月14日(土)
あ、バレンタインデーだったが、
もう今年はだいぶ前に決めて、
くにぞうにもあげ、実家にも送ったりしてるので、大丈夫。
「アノニマ・スタジオ」のイベント、
「Book Market 小さな出版社のブックフェア」へ、カワハラと。
(アノニマのHPのお知らせ、2/13あたりに写真も少し)
いや、とてもたくさんの人で盛況でした…。
そして、こんなにもいろんな本や、フリーペーパーがあるとは。
ひさびさに、「in-kyo」の中川ちえさんにも会えて、よかった~。
ちえさん、すごく生き生きと、元気そうなお顔で、
すっかり素敵な店主さんという感じだった。
この間「天然生活」3月号(田中のり子さんと一緒に取材に行かれたよう)
に出ていた「刺し子織り」がお店に入荷していて、
またカワハラとお揃いで小さいものを買う。
あの模様が、機械織りだというのは、
実際に自分の目で見ても、なかなか信じられないかわいさ…。
くまちゃん(くまがいのぞみ)の器も、「in-kyo」さんで買えます。
***************
その後、ふたりで「itonowa」に寄ったら、
今日は、アノニマさんから、こちらへ、というお客さんがすごいみたいで、
満席だったので、
「ほんと、ごめんなさーい」とすまなそうな渋谷さんに
「いやいや~、大丈夫。また来まーす!」と言い、
最後に遠くから、(頑張って)のファイトポーズをして、帰ってくる。
で、カワハラと合羽橋をぷらぷらして、甘味処があったので入ってみる。
カワハラは多少体調が弱っていたので、あったかいお雑煮、
私は迷ったあげく、白玉みつ豆にした。
そしたら、みつ豆にソフトクリームが乗ってた(知らずに注文…)もんだから、
「クリームちょっと食べていい~?」とニヤニヤする女一名。
「あんた、体調悪いんでしょ」と言っても、
「ちょっとだけ」とニヤニヤは引き下がらない。
ほんとに生クリームやソフトクリームが好きな人だなあ。
私はどっちかというと、寒くてあんまり食べれないので、
溶けるのを待つか、なくていいくらい。
で、そうこうするうちに、お雑煮がきて、
私が先にひと口。したら、出汁がおいしくて、
「うーわーー、おいしー」と言いつつ、ぐびぐび。
そして餅好きでもあるので、「お餅も、うま!」とけっこう食べる。
「逆のもん、頼めばいいじゃんねー(笑)」とふたり。
その後、クリームを食べ進んでいた女の例の得意技、
「あ、すごい食べちゃった…」(過去形)が出たので、
「全部食べていいよ…(笑)」と。
みつ豆は、私がもらう。
しばらく喋って、今日はおとなしく帰宅。
2月15日(日)
お昼、料理してたら、指を切ってしまった。
ちょこっとだけど。
洗ってから、さっそくこないだ買った「ティーツリー」
をたらっと垂らしてみる。
しみないし、いい感じだ。その上から、バンドエイド。
で、翌日や、翌々日見たら、
気のせいか、いつもより治りが早い気がするぞ…。
また試してみよう。
「ティーツリー」には、抗菌作用があるらしい。
↑エステル社さんのところに、使い方も出ています。
夜。くにぞうがお友達と外でご飯なので、
ひとりでパスタ。
鶏を茹で、そこに製麺所の生パスタも入れて、一緒に茹でる。
あと、パルメザンチーズをかけるだけ。
早! うまっ!
録りたまっている「リンカーン」とか、「イロモネア」を見ながら、食べる。
赤ワインをグラスに1杯。
ひとりだと皿数が少なくて、学生時代のよう。
2月16日(月)
次の本の打ち合わせに。
カワハラが、ブックデザインをしてくれるので、一緒に行く。
ちょっと編集の方と、
双方の忙しさで、止まったり、待っていただいてたりしたので、
仕切り直しで、いざ、という感じ。
打ち合わせ時、
久々にメモっておいた、カワハラさんの「言いまつがい」。
「こういうところに入るイラストは、
ちょっと『箸休め』みたいな感じに…」
と言いたかったみたいだけど、
完全に『箸置き』と言っていらっしゃいました…。
*この日あたりから、2月中までの食日記(7日間分)は、
雑誌『からだにいいこと』(祥伝社)6月号に掲載されてますので、
そちらをご覧頂けたらと思います。
2月17日(火)
明日の取材に備えて、大掃除。
くにぞうも一緒に、窓拭きとか、やってくれる。
取材のために、近所の野菜販売所へも買い出しに。
きれいになった家を見ると、ほんとに気持ちがいい。
いつも、もっとやりたい。
2月18日(水)
雑誌『天然生活』の取材の日。
今回はカメラマンさんもいらして、
日頃買っている野菜や調味料、洋服なども撮影。
ちょうど晴れていて、光が入ったところで撮ってもらうと、
きれいだなあと思う。(デジタルなので、今撮ったのが見れるのです)
くにぞうは休みなので、別の部屋で待っててもらって、
全部取材が終わった後に、
朝つくったおにぎりや、簡単な野菜の料理を一緒に運んでもらう。
お茶もいろいろ入れてもらった。
ひとりだと、あわあわしてしまうので、助かった…。
簡単なものだが、
みなさん、おいしいと言ってくださって、とってもありがたい。
なごやかな感じで、楽しくお話もできて、いい時間だったなー。
ライターの大平一枝さんは、
「暮らしの柄」というサイトで、ブログもされているのだった。
本もたくさん出されているよう。
住まいの本、食にまつわる本、母として、などなど
いろんな興味深い本があるので、ぜひ。
昼のおにぎりを、日記「今日。」の2/18にちらっと写してもらってました。
(私の更新が遅いので、はるか昔…笑)
せっかく部屋がきれいになったので、
取材後、
写せる一部だけ、なんとなく写真に撮ってみた(壁じゃん…笑)。
右は、多少針が遅れぎみで、
「がんばれ~」と声をかけている、好きな掛け時計。
左は、カワハラの絵。
以前、絵と言葉の展覧会をふたりでやった時の(DEE’S HALLにて)。
物たちを撮影した和室。
お天気がよく、よかったあ~。
2月19日(木)
去年つくった味噌を、タッパーに移し替え。
ジップロックが3つ分できたのを、冷蔵庫に保存してて、
そこから取りやすいように、ちょっとずつ移し替えて使っている。
今までは、普通に買った味噌の在庫もあったので、
そっちを先に食べたりしてたが、
これでいよいよ、この味噌だけとなり、あとジップロック2つになった。
冷蔵庫の中でも、じわじわ発酵は進むみたいで、
塩がこなれて、だんだんもっと、おいしくなってきたような気がする。
手前味噌(笑)。
2月20日(金)
なんか突発的に、箱根に一泊することにした。
雑誌で見てた新しい、宿のような、ホテルのようなところが、
平日なら、安く泊まれそうだったので。
本ができたので、ちょっとお祝い的に。
デパ地下でいろんなものを買い込み、
小田急のロマンスカーに乗っていく。
これもネットで調べて、新しい型の。(電話でも、席が予約できるのです!)
たしか50000型(ごまんがた)だったと思うが、
アナウンスが、「こばん型」に聞こえておかしい。
くにぞうは、この50000型にしかない?という、
有機栽培コーヒーとかいうのを、いそいそ頼んでいた。
こういう車内で飲むやつとしては、おいしいかも。
*************
途中から、箱根って、山なんだなあと思う。
だんだん木がもりもりと。
ホテルに着いたら、すごく空気がよかった。
あー、うれしい。
お部屋も新しく、快適で、和室にベッド。
朝、布団を上げにこられないほうが、気楽になってきたので、
こういう部屋はいいなあと思う。
もうまったりしたかったので、
ルームサービスにしたら、めっちゃおいしかった。
とうもろこしのスープと、ペンネと、フィレステーキと寿司。
どんな組み合わせなんでしょう(笑)。
でも、そこがルームサービスのいいところ。
パンもむちゃうまだった!
スマップライブを持っていってたので、
大画面テレビで見ながら、
「たーのしーねー!」「おいしーねー!」と言いながら、
すごくリフレッシュ。
朝食も素材が厳選してあって、おいしかったですねー。
バイキングだと、食べ過ぎないよう、かつ
珍しそうなすべての味をみたい、ので、
かなりちびっとずつ取って、ふたりで分けてます。
ご飯の後、宿から車でさらに上のほうに上ると、
少しでも山の上に近いほうが、空気がいいことが発覚!
もったいないので、すごく深呼吸をしました。
ちびっと散歩し、あとおそばとか食べて、普通に帰ってきました。
**************
たまには場所を変えて、気分転換もいいなあ、とやっぱり思います。
あんまり最近、旅してなかったので。
でも外国に行ったりする、大げさなのじゃなくて、
今は近場にちょっと行って、帰ってくるのが好みに。
旅に出ると、私はその土地のものを
どうしてもいろいろ食べてみたくなって、
長々いると、どうしても食べ過ぎが延々発生。
あと最近は、油もの、添加物、量の問題で、
普通に質素な玄米が食べたいなあと途中で思ったり。
そして外国も、わりといろいろ行ったから、
けっこう満足というか、しばらくいいかなと思ったりも。
私たちは、観光はあんまりせずに、散歩ばかりしてるから、
結局近所でも、どこでもいいんじゃん!ということもあるし、
なんか人の暮しに興味があるので、
外国でも市場とか好きですが、
5年くらい前に、あることがあって、少し気持ちに変化が。
くにぞうがホテルで寝ている時に、
ひとりで、オーストラリアの市場に行ったら、
みんな、地元の人が今晩の食材とか買っていて、
それを見ていた私は、なぜか、すごくさびしくなったのです。
みんな、地味だけど、いちばん幸せなことをやっている、と思って。
で、なんとなく、早く日本に帰って、
日頃の家のごはんをつくりたいなと思ってしまい、
そのことに自分で驚きました。
人は、どの国でも、同じように、食べて、働いて、
普通に生きているんだよなあと改めて思って。
その内容のほうに興味があるから、
それをいろんな国に行って眺めるより、
自分が日々動いて、生活したい、みたいな気持ちになってきたというか。
全然うまく言えませんが。
あと飛行機の長時間の座りっぱなしが、ちょっと苦痛になってきたり。
パック旅行とかしないので、お金もすごくかかってしまうし。
でも、また行くとは思いますが。きっと野球は観にいくし。
でも昔より、旅に行きたーい!とか強く思わないのは、事実。
それは、ラクなことでもあります。
すごく行きたいのに、行けないのは、つらいですもんね。
私、20年前くらいに
インド、ネパール、中国、香港、ニューヨークを
一ヶ月くらいバックパックで、ひとり旅したり、
タイやら、ヨーロッパも同じような感じにしてたから、
もうわりと満足したのかも。
若い時に行くのは、やっぱりいいですよね。
あー、とりとめなく書いてしまって、すいません…。
2月21日(土)
前に招待状のことを書いた
元サン・アドの則ちゃんと有紀子さんの結婚パーティ。
奥様は、ちょっとドレスのようにも見えるけど、
白の洗いざらしのようなひざ丈のコットンのワンピース。
それにブーツを合わせてあって、
カジュアルなんだけど、清楚で、ほんっとにかわいかった…。
則ちゃんも、それに合わせた
ちょっとカジュアルとフォーマルの間のようなシャツ姿で、
おそろいの作家さんもののようなコサージュを胸に。
あー、こういういでたちのふたりって、いいなあと思った。
パーティには、日頃こういうパーティなどにほぼ顔を出さない
くにぞうも一緒に行ったので、
サン・アドのみんなから、「おー、ひさしぶりー!」と言われていた。
「でも、いつも日記でふたりのことを見てるから、久々な気がしない」
と言ってくれる友達も。
最後におふたりのなれそめを、
奥様が元マネージャーさんをしていたカメラマンの方が
語ってくださって、それがすごくよかった。
あー、こんないい話もあるんだなあという。
人生、何がどうなるか、誰にもわからないのです。
どうかいつまでも、お幸せに。
2月24日(火)
近所の「ニチニチ」でご飯を食べた後、
WBC、オーストラリアとの強化試合。
ダルビッシュの制球がちょっと定まらなかったけど、
岩隈につないで、8-2で快勝!
ベンチがすごく楽しそうだった…。そういうの見るのが、大好き。
ムネリンは、試合前に誰かと喋ってる時に、
完全にマー君に後ろからくすぐられてましたね…。
マスコットなのか! 年上なのに(笑)。
でも控えだったムネリンは、一人ひとり熱心に出迎えたり、
ほんとにベンチを活気づけていて、えらいなあと思う。
翌日の第2戦(11-2で快勝)では、ムネリン、
ベンチの中で、ストップウオッチで
何か計ったりもしていた(15秒の制限というやつ? モーション?)。
そして代走に出て、盗塁、球がそれた間に3塁へ。よっし!
がんばってるなーと思う。
来週からいよいよ、本番の1次ラウンド。
ドキドキする。
**************
その後、夜、別の部屋で仕事をしてたら、
テレビのほうから、「ぐおっ」とか「がふっ」とかいう、
へんな嗚咽みたいのが聞こえてきて、
そっと後ろからみたら、クラシックの画面だったから、
クラシックで泣くわけないよね、と仕事を続けてて、
もうちょっとして行ってみたら、やっぱりさっき号泣だったようだ(笑)。
くにぞうが見ていたのは、
グスターボ・ドゥダメル(28歳)という人が指揮する
「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」。
去年の12月17日に池袋の東京芸術劇場に来日した時の模様を、
テレビで録画しておいたもの。
このオーケストラは、ベネズエラの若い人の楽団。
ベネズエラには、「エル・システマ」と言って、
小さい子供の時から、無料で楽器を提供して、
週5日、毎日4時間とか、誰でもレッスンが受けられるのだそう。
この制度によって、犯罪やドラッグから立ち直った子供たちが
たくさんいるのだそうだ。
そして、子供たちは、そのうまさによって、
児童オーケストラに入り、どんどん上のレベルのオーケストラに上がったり。
練習風景もちらっと紹介されていたが、
子供たちは、みんな一生懸命で、楽しそうだった。
で、くにぞうがなぜ、その10代、20代の
若いオーケストラの演奏で泣いてたかというと、
みんな、ほんとに生き生きと楽しそうに弾いていて、
第1、2バイオリンの男の子、女の子とか、
指揮者のほうを見て、にっと笑ったりしながら、
さあ、いくよ、みたいに、どんどんどんどん弾いていくのだ。
素人目にみて、躍動感がありありで、
それが音にも反映されているのが、私でもわかる。
またカット割りがよくて、今度は、このパートのアップ、
今度は、このパートの揺れる頭達、
今度は、金管の人達の必死な顔…とか、どんどん展開されていくのだ。
音楽って、こういう! 楽しいもの!
となにか、はっとさせられるような感じ。
くにぞうは、そのみんなの顔と音楽で泣けたらしい。
私も、この空間にいてみたいなーと思ったが、
今世界的な評価も高くて、チケットを取るのは、難しいそう。
「この録画だけでも、見れてよかった…」とくにぞうは言っていた。
私が見たのは、チャイコフスキーの5番と言ってたかな。
アンコールは、もっとすごくて、
「ウエストサイドストーリー」にのせて、
いっせいにバイオリンを上に掲げたり、チェロを回したり、
金管を振ったり、
あと日本なので、日本語のはちまきをしてた男の子もいた! かわいい。
「のだめ」の世界を地でいくような。
ドゥダメルという指揮者は、もうその実績が認めれて、
ロサンゼルス・フィルハーモニーの音楽監督に就任するのだそうです。
(素人が書いてるので、間違いあったらすいません…)
いやー、さすがに泣きはしなかったけど、熱くなって、感動した…。
クラシックで、こんな感じになるとは。
ベネズエラって、すばらしい政策を考えたものですね。
楽しく、盛り上がって、どんどん練習できてしまう、って
子供にとって、どんなに楽しいだろう。
指揮者のこととか
検索したら、ちょっとでてきたので、リンクしてみます。
2月26日(木)
夜、『ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん』の打ち上げで、
下北沢の「七草」へ。
ブックデザインの千葉さんが、私の日記を見てくださってて、
「七草」に行ってみたいということで、こちらに。
『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』のほうの
重版(6刷り)のお祝いもかねて、なので、カワハラとともに。
いやはや、やっぱり全部おいしかった…。
「新タマネギのすりながし」とか、
「焼きカブと利休麩のゴマ和え」とか、
「えびいもの揚出し」とか、「生のり雑炊」とか…。とか…とか…。
思い出すと、じゅる…。
そして編集の後藤さんが、
読者ハガキのコピーを持ってきてくださってたので、
みんなで目を通しつつ、「はー、ほんとにすごいことですね」と感謝。
こうやって、出会えたことについても感慨深く、ちょっと話を。
後藤さん(その当時は、ご結婚前で小倉さん)が、
なんだか足が冷たくて、
「冷えのことで、詳しい方って知りませんか」と
当時別の本のイラストを描いてて、
メディアファクトリーによく行っていたカワハラに
尋ねたことが、きっかけだったのです…。
それでカワハラが、
「それなら! こんなことをもう10年近くやってる友達がいますよ」
と言って、紹介してもらい、じりじりと本に向かって進むことに。
ほんとに、人生何がどうなるか、わからないものです…。
この出会いに、ほんとに感謝。
また千趣会「くらしのたまご」での連載をさせてもらって、
そこから2冊目の形になったことにも、すごく感謝…。
おいしい和食を食べながら、いろんなことを思いました。
最後にリカさんとも「今日、冷えとりの本の打ち上げなんですよ」と
ちょっとお話したり、ご紹介したり。
幸せな夜でした。
2月27日(金)
雑誌『からだにいいこと』のライターさんと、喫茶店で打ち合わせ。
今まで撮った写真や、簡単なメモの文章をはさんで、ちょっと取材。
なごやかに進んでよかったです。
私も、ライターや、コピーライターなどしてたので、
共通のことが多く、時間の使い方の雑談とかまで。
私も5~10年くらい前は、
夜遅くまで仕事してたことが多かったんですけど、
年々早く寝て、わりと早く起きてやるようにしてる、とかお話。
たぶんやっている時間量は同じなので、
時計をくるっと回すように、夜の分を朝にシフトすればいいのではと。
もう今日はやめて明日やろ!というほうが、気分もいいし、
やっぱり翌日頭も回るし、
長いスパンでみると、継続して、楽しくやれるのではないかと思います。
***************
家に戻ったら、くにぞうが
料理本の「男子厨房に入る」シリーズ(オレンジページ)から、
「男のイタリアン」を出して、
ボロネーゼ(ミートソースのような)にすると言っている。
いいね!
そしてよく聞いたら、
「男子厨房に入る」シリーズは、もう3冊も買ってきてることが発覚!
ははははは(笑)。
すごく入りたいみたいです、厨房に。
でもこれのおかげで、
自分でもつくったことないようなものがいろいろ食べられて、
ご飯の支度も、すっかりおまかせできて、感謝感激雨嵐(←嵐の歌だ)。
どんどん厨房に入ってきて!
ボロネーゼは、おいしかった!
ぶたひき肉に、ピーマン入り。
あと、じゃがいものオーブン焼きというのと、生ハム、チーズ。
「すごくおいしいね!」と何度も言うと、うれしそう。
2月28日(土)
今日から、嫁ぎ先へ帰省。
くにぞうが買い物やら、いろいろなことにJALカードを使い、
ためたマイルで、タダでふたり行けるのだ。
すばらし~ぞ、マイル。
羽田は、なんかデパートのように、お菓子売場がさらに増えていた。
試食して、いくつか買う。
機内誌に、友達の谷山彩子さんのイラストがあった。
ネコが、いいかんじ。
ほんとに谷山さんのイラストには、
新幹線のホームとか、いろんなとこで出会います。