2011年12月下旬

日記

日記や短文です。





↓※日付はまた、上から下に向かってです。




[2011年12月下旬]




12月19日(月)


友達に教えてもらった鶏肉屋さんで、レバーを買ったので、レバニラ炒めに。
私はレバーを好きだからか、
下処理などせずに、切ってそのまま炒めるだけ。
おいし! やっぱり違うかも。
レバニラって簡単だし、もっとやろう。
くにぞうと奪い合うように、すぐ食べ尽くす。











12月20日(火)

その鶏屋さんで、ひき肉も買っておいたんだけど、
夕飯の準備に時間がなく、
思いついて、
鍋の出汁に、醤油、みりんを入れ、
鶏ひき肉を、がばーっとその四角いかたまりのまま、投入(乱暴すぎ…)。
そして、崩してもいいかと思ったんだけど、
なんとなく、スプーンで、一口大に鍋の中で分けてみた。
そしたら、鶏団子もどきになりまして(笑)!

あと出汁取ったあとの、しいたけとカブを投入。(カブは即煮えるね~)
鶏団子スープに。






でも、これでも、おいしかったなあ。
鶏ひき肉がおいしいからかな。

究極に時間がなかったら、
この「そっと鍋の中で分ける方式」で、また鶏団子にしてみよう。






12月21日(水)

信陽堂」さんから、
「いちにち いちにち」の購入者さんのリストを
時々、まとめて送っていただいている。

その購入者さんが残してくださったコメントを読んでいたら、
私の同級生の方がいらっしゃった!
(「別のクラスで、ほとんど話もしたことがないけれど」と書かれてて、
申し訳ないが、名前だけだとわからなかったのだが)

でも私のことを雑誌で見て、山口の人なんだ、ということから、
思い出してくださったみたい。
それから、この日記も見てくださっているようで、
そこに書かれていたコメントも、すごく嬉しいものだった…。

それで、その方にメールをしてみたら、お返事が返ってきて、
中に、こんな文面があった。
(引用して大丈夫とのことだったので)


「『いちにち いちにち』 
美しい本でした。
すっきりして、よけいなものがなく、
伝えたいものがそのまま伝わる潔い本でした。」


そして、メールの、いちばん最後に、

「いちにちの始まりです。」

とあって、
なにか、すごく、感動した。

そう、今日は、だいじな、
もう永遠に、二度とはやってこない、
いちにちだ。


笑おうか、しかめっつらをしようか、
どう過ごすかは、自分で決められる。




       *********





夜は、「ニチニチ」で、ヨガ仲間の忘年会。
あー。おいしかった! 
コロッケ~、ネパール揚げ、卵黄の味噌漬け、水餃子…(以下、省略)。
特に、初めて食べた、
アボカドディップをトルティーヤチップスに付けて食べるやつ、
もう一回頼んじゃった。

しおりちゃんちのわー君(小2?)が、お父さんと参加してて、
出張中のお母さんが、もうすぐ来るのを
「まだかなあ」と何回も言ってたのが、かわいかったな…。
しおりちゃん到着したら、すっごい嬉しそうで、最後の最後は、ひざで爆睡。
お父さんにひょいと抱え上げられて、帰っていった。











12月22日(木)


昨日たらふく食べて、今朝、そのメンバーでヨガ!
でもいい食べ物だと、もたれず、消化してる感じ。
ヨガをやって、さらにすーっと、すっきり。
お昼、みんなで新しくできたイタリアンに行ったら、これまたおいしかった。



      *******



今日は、また別の、東京の友達から、メールがきていた。
あんまり日頃ネットを見ないのだけど、
私の過去の日記とか、見ていたら、
どんどん読んでしまい、
あちこちでボロボロ泣いてしまいました、と。
ナイツのどっきり話(日記09/12/5)とか。ずいぶん昔書いたやつだけど。

ほんとにうれしい…。

その人は、とっても素敵で、チャーミングで、
私のほうが真似したいような人だ。


こんな日記でも、見てくれている人がいるということは、
私は、この人生、なんと幸せなのだろう。





     ***********



夜は、「DEE’S HALL」で展の打ち上げ。
カワハラとちょっと遅れて到着した時、
参加者の輪の中で、土器さんが挨拶されてたみたいで、
(ちょうど終わった時に着いてしまったという…)
泣かれていたので、はっとする。
それだけで、この10年の重さが感じられた。
参加者の方が、みな、すごくいい笑顔で拍手されていた。

パーティのお料理は、とてつもなくおいしいものばかり。
その場で焼いてもらえるパンケーキ!もあって、
パンケーキ好きのカワハラと、目がまんまるになるほど。


(展覧会に来てくださった方が、こちらを見てくださっていたら、
どうもありがとうございました)













12月23日(金)

ふとん干し。
ついでに冬の恒例、カーテンにキルティングの布を留める。
(「妙に役立つ…」に書いたやつ)
ただ安全ピンで、裾をわざと長くして、留めるだけなんだけど、
冬の窓から入ってくる冷気をかなり防いでくれていると思う。
さらに、その長い裾を押さえるように、
横長に別の毛布などを置いて、冷気が入ってこないようにしている。

以前、テレビで節約上手の方が、
冬は窓にガムテっぽいもので、
ビニールを貼ったりされてたのを見たことある。
そこまでとはいかないが、
冷気は窓から入ってくるのが、一番みたいなので、
そこを防ぐと、光熱費が違ってくるようですよ。










12月24日(土)

クリスマスイブ。ちょっといろいろやることがあって、
近所で買い物をすますことにする。

毎年、テーブルに飾るお花のアレンジメントを
この日だけ、ごほうびだ!と買っていたのだけど、
近所には目ぼしいのがなく、
一昨年くらいから、これ自分でつくれないかな…、と思っていたので、
花屋さんに、
「あの、アレンジメントの緑のスポンジって、
ここで買えたりするんですか?」と聞いてみると、あるそう。
(値段、100円くらいだったかな?)


それで、あと切り花を見つくろって帰宅。
クリスマスだからか、赤いバラが800円くらいしてしまった。
(でもその1本で、花が5つくらい付いているやつ。1本でまかなえる)
クリスマスなので、やっぱり赤い色がほしくて。

緑の葉っぱ系もほしかったのだけど、
小さいもみの枝(高さ80cmくらい)しかなくて、
大きかったけど、初めて買ってみる。


さて。もみの枝達を小わきに抱えて、帰宅。
以前買ったアレンジの花の容器が取ってあったので、
それに入るように、
目見当で、スポンジをカッターで切る。(切った後、撮影)






そして、花屋さんに教えて頂いたように、
そのスポンジを水を張ったボウルに浮かべると、すぐ水を吸って、沈んでいく。
(周りから濡らすのじゃなくて、
こうしないと、真ん中まで水が浸透しないと言われた)
はい。沈みました。






そのスポンジを花器に入れ、(おお、ぴったり)
一本花を挿した後、
「いかん、写真を撮らねば」と抜いたところ(笑)。
このスポンジ、やわらかいので、細い花でも、すっと挿せるのですよ。
(スポンジの存在は、以前のアレンジの中身などで、知っていた)






で、花を水切りしながら、すごーく短く切っていく。
アレンジだと、あんまり飛び出してると変だものね。
水色の花は、花屋さんに
「切り口から白い液体が出るので、
コンロで切り口を焼いてから、挿して下さい」と言われ、やってみた。
(あ…、こういう時、IHの方ってどうするんだろう、と今ふと思った)
なんとか、できたよう。
で、なんとなくの雰囲気で、ブスブスと挿していく。





水色のは、せっかく焼いたので、もう長さを変えたくないのだが、
飛び出しているので、やっぱりもう一度短く切って、焼き作業。
とにかく、全体の高さを、揃えるように心掛ける。






で、完成~!

初めてつくったにしては、いいんじゃないだろうか!
うれしい~。

水をどのへんまで入れるのか、よくわからなかったけど、
わりと上のほうまで、こぼれない程度に注いでみる。

わーい。あのスポンジがあれば、他の時にも、こういうのつくれそう。
やってみるもんだね、とうかれる。

バラが高かったせいもあって、
2000円くらいになってしまったけど、
こういうの、よく3500円くらいするところもあるので、
やっぱり自分でやったほうが、オトクで、自分の好きな感じになるのでは。
わりと短時間で、すぐできるし、
失敗、ってこともないと思う。


今のところの、私なりの花の選び方は、
●メインはバラとか、多少大きめの、華やかなものがあるといいかな。
●白っぽい花や、小花、実がついたものを加える。
●グリーン系の葉っぱで、あいたところを埋める。

またいつか、白とグリーン中心の、
花嫁さんが持っているようなやつをつくってみたい。

来年、クリスマスなどに、ぜひやってみてください。
このくらいなら、できますよ!


もみの木は、花瓶に挿して、玄関の中に立て掛ける。
(リビングで、倒れたら困るので)
ひとつ、オーナメントをひょいと掛けたら、なんかかわいかったです。
意外と、 生のこういうもみの木を、買うのもいいかもですよ。




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で、料理は、去年とほぼまったく同じような感じ!





●くまちゃんのグラタン皿で焼く、チキングラタン。
なんちゃって、なつくり方は、去年のクリスマスを。
うちのオーブンレンジが火力が弱いので、
今年は30分くらい前から入れておいた。焼き目、なんとか成功。

●マッシュルームのガーリックソテー
●ベビーリーフのサラダ
(たしかレモン汁、バルサミコ酢、オリーブオイル、スリゴマ
を混ぜたドレッシング。
バルサミコって、思い出したようにしか使わないけど、
一気に洋風にしてくれる…。おいしいなー。
これ、恋人に出したりすると、簡単なわりに、感心されそうな感じですよ。
食べる直前に混ぜ合わせ )

●市販のサーモン(アミノ酸が入ってないものを選ぶ)
にオニオンスライス、レモン汁。

●左に隠れてるのは、チーズとドライフルーツ(クランベリー)
●フランスパンを網で焼いて。


今年は、
赤ワインにオレンジジュースを入れて、ちょっとチンしたものなど。

ちいちゃいクリスマスっぽいケーキ(ショートケーキサイズ)
も買ったので、分けて食べる。



    ******



くにぞうは冬の講習続きで、へろへろだったが、
明日は久々に1日休み。
でも予習に追われて、終わるのだが。

ほんとに、はためにも、
「毎年毎年、今年が一番よくやってるね」
とほめるくらい、
自分で工夫して、ギリギリの時間まで、
わかりやすいプリントをつくっていると思う。
パソコンにむかう時間が、はんぱないから。

「濃いものって、子供にだって、ちゃんと一発ですぐわかるよ。
くにぞうが、がんばってこれをつくっているって、
言ってこなくたって、みんなわかってるよ」と言ってあげる。

生徒さんの役に立っていると思うと、とても誇らしい。
そういう職業の人でよかった。

そのプリントのはしっこに、
私の漫画的なイラストを、ちょろっと載せてて(去年から)、
それを楽しみにしてくれている生徒さんが多いみたい。

「あれがかわいかった」とか、「これがなごむ」とか、
「こういうシチュエーションで書いてほしい」とか、言われるらしい。
とてつもなく、うれしい。











12月25日(日)

有馬記念。久々にテレビでパドックもちゃんと見る。
だんだん知っている馬が少なくなってきた。
やっぱりブエナビスタを応援することに。やっぱりかわいいー。

が、初めてちゃんとよく見た三冠馬の
オルフェーブルって、すべての足のバネがはんぱない感じ…。
なんだか、よく見えた馬(エイシンフラッシュ)がいて、
そこにブエナビスタとオルフェーブルからも100円賭けておく。

オルフェーブルが勝ち、その100円賭けた馬が2着に入った!
オルフェーブルって、
イメージが金色っぽくて、走り方も、ライオンみたいな感じだな。
まだまだすごいことになりそう。











12月26日(月)

年賀状書き。
なんと書いたハガキと、買った切手の数がぴったり同じだった!
ひょえー。
シンクロ。

この切手、散歩してた途中の郵便局で、
「あとこれだけしかないですけど、いいですか?」と言われて
買ったものだったんだけど。

きっと、いい感じだね。
以前からよく起きている、
「パソコンに打ち込む文字と、音楽の歌詞が同じ」っていうシンクロも、
わりと続いている。(メモってないが)











12月29日(木)


数の子の塩抜きを始める。
今年は、くにぞうが他の食材をネットで買う時に、
一緒に買ってもらったものだけど、
2社のを買って、あとでちょっと失敗だったと気付く。

塩加減がそれぞれ違うので、塩の抜き具合も違ってくるのだ。
途中で味見した時に気がついて、
最後に出汁醤油に付ける時に、
片方だけ、ちょっと塩をひかえてみたりした。

粒の細かさとかも、微妙に違うんですね。
来年から買うなら、同じ会社のに統一しないといけないなー。

夜、黒豆を水に浸しておく。






12月30日(金)

朝、くにぞうが出掛ける時、時計が5分遅れていた!

実は昨日止まっていたので、電池を替えたのだが、
その電池の周りが腐食したようになってたのだった。
でも普通に動いていたから、大丈夫と思っていたら、
こんなに微妙に遅れるとは!

くにぞう、あせっていて、
1本遅い電車で出掛けることになった。(余裕見てたので、まだ間に合う)

この時計、結婚した時に
インテリアショップで探しに探して買ったもので、12年くらい使っている。
ここ数年、微妙に針が重力に逆らえず、
ちょっと垂れ下がりぎみだったりしたけど、
かわいいから、そのまんま使っていた。

でも、こういう遅れがまたあって、授業に遅れたら大変なので、
こわくなって、ついに替えることにした。


ネットで探してたら、「電波時計」といって、
時報で?自動的に遅れを調整するような時計があるんですね。
(もう常識…?)
あれこれネットで見たけど、どうもデザインがしっくりこず、
無印にも電波時計があったので、それにすることに。
でももうお正月だから、届くのは6日みたいだ。

紛らわしいので、今の時計を取り外す。
好きな形だったので、ちょっとさびしい気持ち。
でもちょうど年が終わる時に、
もう替えざるをえないような形で、壊れてくれたのかな、とも思った。




      *********



ちょっとずつお正月準備。
毎年つくる「千枚漬けもどき」をつくっておく。
カブをスライサーで切って、甘酢と昆布に漬けるだけ。
非常にカンタン。

黒豆も、いつも通り、
ただきび糖を入れて、弱火で炊いては、さまして味を入れる。



昼に一回帰ってくるくにぞうが、
「スーパーで買うものありますか?」と聞いてくれたので、
「じゃあ、春菊とお豆腐」とメールしたら、
「了解!白和えですね」という返事。
「いや、すき焼きのつもりだったけど、じゃあ、白和えもつくろうか」
という展開で、白和え。

白和えって、ちょっと冬には、寒いおかずかも。
でも、おいしい。








      *********



フジテレビでやっていた、震災の特集
『わ・す・れ・な・い 東日本大震災155日の記録』を、途中から見て号泣。
民間の方によって、実はビデオで撮影されていた津波の映像とともに、
その助からなかった方のこと、
助けられなかった人の気持ち、までを詳しく追っていた。
瞬時の判断が、生死を分けたことを知る。
あと何分前に逃げていれば、というような。

地震が起きて、一度は高台の避難所に行ったのに、
もう一度、親族の様子を見に戻って、津波に巻き込まれてしまった人もいた。

目の前で波にのまれていってしまう映像も残っていた。
見ていられないほど。ほんとうにショック。
やはり現地の人が受けた傷と、
周りから見ているものとは、天と地の違いがある。
ただただ、そう思わされた。

そこから、その傷とともに、
今生きていらっしゃる方々の、強さに敬服する。












12月31日(土)

数の子の塩を抜きすぎてしまったみたいで、
朝、食べてみて、ちょっと塩を足す。難しい~。



お義母さんから、おせちや、食材など送ってもらったのが届く。
一昨日電話で、私がつくってるものを喋ったりしてたので、
かぶらないように、という感じで。





こういう、写真を見ているだけで、ありがたくなる。
大学の下宿に届いた母の宅急便を思い出す。


それぞれの写真。
ごまめ。メモに「これは不出来です」と(笑)。
ちょっとこげたそうなんだけど、ぜんぜんおいしかったです!






高野豆腐。くにぞうの好物。私も。






昆布の炊いたの。上手にしてある。
最近、出汁取ったあとの昆布を、全然炊けてない私…。







白菜漬け。ちゃんと大きいのを、樽みたいなのに漬けていらっしゃるもの。
いろいろ調味料が入っていて、味わい深い。






あとお義母さん、自家製の干物も!
干す網を買ったのだそう。
初めてつくられて、「ちょっと辛くなったかもしれない」とメモに。






私も網を持っているのだけど、まだ魚には挑戦してない。
野菜やリンゴだけ。
いずれ、やってみたい!


あと、ビンにはいっているのは、黒豆。
(これは私もつくっていると知ってるけど、
お義母さんのは、おいしいので)、
そして、おもち、れんこん、みかんなど。


ほんとに、お義母さんがお料理上手で、ありがたいことだと思う。
お電話して、
「ちょっとずつ食べてみましたけど、どれもおいしいです~!!!」と話す。
お正月が、つつがなく、迎えられる。
この幸せ。




     *****



そして今年は、帰らないことにしたので、
帰省する年よりも、
帰る準備や、テレビの録画予約や、
料理(くにぞう用につくりおきとか)など、やることが減って、
パニくることも少なかった。ちょっとのんびり。
おいっこ達へのお年玉用の新札は、
もう11月のあき時間に替えておいたり、いろいろ早く進めたのもあったけど。


(あ。今、「帰る」と打ったとたん、
i Podのシャッフルでかけていた音楽が
槇原敬之の「帰ってこないとしても…」と流れた。
「いつでも帰っておいで」という歌の中の。

「メモってない」と書いたから、証拠として出てきてくれたのかな。
この日記に書いてほしいのかな…笑)


でもそうやって、まあまあのんびり進めると、
いつもの、せっぱつまった、バッタバタの師走も愛らしいというか、
あれはあれでいいもんだなあ、と思えたりもした。

人は、そうじゃないことを体験すると、
いつものことの、ありがたさが、
初めてわかるという生き物なのですね。