2014年8月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




[2014年8月]



8月2日(土)

母の一周忌で、昨日から私の実家に帰省。
弟夫婦が、きちんと手はずをととのえてくれてて、
親戚と車でお寺へ。

もう1年たったとは。
全然そんな気はしない。
ほんとうに、時がたつって、早いものだ。


台風がかなり近づいてて、
(昨日、飛行機も着陸した時、すごい風が吹いていた)
お墓でお経をあげてもらう時も、
最後の最後にばっと雨が落ちてきて、
みんなで車に乗り込んだので、とても運がよかった。

食事が終わって、帰る時にはすごい雨。

「くらすこと」の連載(第26回「文字で残す」)にも少し書いたけど、
実家に帰って、
姉と一緒に、自分の持ち物の整理。

どうしてもいるものだけ、東京に送り、
後は弟達に処分してもらう。

人生の後半には、こういうことが多くなるのだな。

持ち物は、最後には
何も持って行けるわけではないとわかっていても、
まだとっておきたいものがあるって、
やっぱり、人間って思い出の証拠を持っていたいのだね。

夜、姉と弟の家族と会食。
甥っ子の背が会うたびに、伸びている。

姉弟や、甥たちがいて、こうして会えるということは、
普通に思っていたけど、
きっと恵まれているのだと思う。








8月4日(月)


昨日までの帰省で、数日留守にするので、
すべてが梅酢に漬かっているように、
タッパーに移した(前もやって、本にも載せた方式)
梅干しに、
冷蔵庫に保存しておいた
塩漬けのシソを投入。
お団子みたいなやつが、シソです。




こんな感じに、ばらかして入れました。





8月6日(水)

連日、めっちゃ暑くて、午後は冷房も入れている。
でもずっと入れてても、体がイヤな感じになるので、
夕飯時には、だいたい扇風機に。

寝る前に、28度で、
以前より、タイマーで長めにかけて寝るようになった。
明け方寝苦しくて起きてしまうのを、
そこまで我慢しなくていいかなと思い直して。
靴下は、もちろんいつもの4枚履いてますが。

普通の人は、絶対裸足だろうから、
冷房かけて寝ると、
やっぱり冷えるだろうなあと想像する。


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こないだのシソが、ちゃんと赤く発色してきた。
シソの塩漬けをつくってから、
長いこと冷蔵庫に保存しといたのは、初めてなので、
ほっとする。







冷蔵庫のあまりもので、夕飯の一品。
豚のミンチをただ炒め、キャベツの千切り、トマトにのせて。
マヨネーズとケチャップを混ぜただけのソースでをかけて。
途中で、
あっ、これタコライスの上だけ、みたいな感じかな? と気づく。
簡単だけど、おいしかったですよ。









8月7日(木)

切手が2円上がったことによって、
以前の62円の切手もまた使いやすいのだ、と気がつく。

かわいい花の切手とか、けっこうまだ持っているのだ。

そんなに、マメにお手紙書けるほうではないけど、
切手っていう、あのちいちゃいビジュアルが好き。
切手というものが、
いつか、なくなってしまったら、さびしい。








8月8日(金)


今日が、ほんとの母の命日。
前から家の棚の一部に、
写真を飾ったりして、仏壇ぽくしてるところに、
お茶をあげ、お祈りする。







8月9日(土)

楽天×オリックス戦が雨で中止になったので、
くにぞうに「中止です!」と伝えて、
(まだ今年はファンクラブ会員なので、メール連絡が来るのです)
あんまり何も考えずに、
くにぞうも試合を消してしまっていたら、
ななななんんと、
雨で試合中止の日の、ヘッスラ
(水がたまっているグラウンドの塁を回って、
最後本塁にヘッドスライディング)を、
鉄平がやったらしいと、後でネットで知って!!!
がーん。
消しちゃったあ。

(でも後で、You tubeで無事見れましたが)

鉄平は、生まれて初めて、あれやったみたいです。

マッキー(なかよしの牧田選手)が、3塁コーチに出てきて、
手を回していたらしく。
ちらっとは見れたけど、詳しく見たかったなあ…。

その後は、榎本葵ちゃんが、やったよう。

鉄平コールがあって、
外野のお客さんたちも、
なんか、みんなニコニコしてて、すごくよかった。









8月15日(金)


電気のたこ焼き機で、久々にたこ焼き!
机に新聞紙ひいてます…。
ネットで見たレシピで、
カツオ昆布出汁をちゃんととり、やまいももすって投入。





関西の人みたいにうまくは焼けないかもしれないけど、
やっぱり、おいしい!

くにぞうは、そんなに焼くのが
うまくはないみたいなので、私が焼く。
奴は、いちおう関西だが、
お料理上手なお母さんが、全部やってくださっていたよう。











8月16日(土)

オリックス×ホークス戦。
ペーニャの代走で出た鉄平が、
糸井敬遠のあと、2アウトから、貴重な、貴重な、勝ち越し打~!!!
外野の頭、超えろ、超えろ、と祈ってたが、超えた…!
きゃーきゃー言って、飛び上がる。
その点を守りきって、ホークスに勝ち!

これで、今期3回目のお立ち台だ。よかった…(泣)。

森脇監督のインタビューで、
「一瞬ですけど、手間ひまのかかった…貴重な一本」
というようなことを言われてた。


他のニュースも検索すると、
森脇監督が、T岡田と鉄平の
打撃練習のピッチャーをつとめていた
という記事も出てきて、
練習のことを、ちゃんと見てくれていたからであろうと思われる。

森脇さんは、いつも、
目立たない選手の活躍も、
ちゃんとたたえるようなコメントが多くて好き。








8月18日(月)


急に下町方面に行くことがあり、
itonowa Life」に寄って、
キッチンクロスやら、麦茶やら、
小さいかわいいものを買い、渋谷さんとお話。

お洋服の試着をされているお客様がいて、
渋谷さんみたいな話しやすい店主さんだと、
きっと買いやすいんじゃないかなあ、なんて思いながら見ていた。
(とてもお似合いだった)

冷えとりにも重宝しそうな、
天然素材のゆったりした服も多いと思うので、
機会があったら、ぜひ。

そこから歩いて、1、2分のカフェ「itonowa」にも、もちろんぜひ!
気持ちいい空間で、なんでもおいしく。
(土日は混んでいるかもですが、
そしたら近くの合羽橋を散策するのもよさげ)









8月22日(金)

夕飯のおつまみの一品。

じゃがいもは、丸く切って焼く時もあるし、
皮付きのまま、拍子木に切って、
こんなふうに焼くと、
売ってるのを買わなくても、めっちゃおいしい。

フライパンで、油は5ミリくらいで、
ひっくり返しながら、揚げ焼きするだけ。









8月23日(土)

「スマステ」でやっていた動画の特集、
途中から見たのだけど、すごくよかった。
英語の動画はあったけど、
どうも日本語訳付きのがみつからなかったので、
「スマステ」HPより抜粋したストーリーを、以下に↓)


カナダの大手航空会社、ウェストジェット航空が仕掛けた
巨大なサプライズ。

250名の乗客全員が、搭乗口でチケットをスキャンすると、
ゲートのところで、
サンタの映像と会話ができる仕掛けになってて、
みんな驚いたりしながら、
「クリアマスには何が欲しいの?」という
サンタの質問に笑ったりしながら、答えてて。


そしたら、
これで終わりではなくて、
サンタとの会話で乗客が欲しがっているモノがわかった
到着空港のスタッフが、
大急ぎでそのプレゼントを買い集めに!
タイムリミットは、飛行機が到着するまでのわずか4時間。

175人のスタッフが協力して行った、まさに一大サプライズ!

そんなこととはまったく知らずに、
無事に目的地の空港に到着した乗客たちが
ぐるぐる回ってくる手荷物の場所で待ってると、
降り注ぐ雪の演出とともに現れたのが
ひとつひとつに乗客の名前が記されたプレゼントの数々。
中には感動のあまりに泣き出す人も…。

このクリスマスのサプライズ映像は
世界中で話題となり、再生数3600万回以上を記録したそう。


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スタッフが買いに走るところの映像が、いい。
最後にもうすぐ子供が生まれると言っていた奥さんが、
大型テレビをもらって泣いてるのを見て、涙…。

外国って、こういうサプライズが上手な気がするなあ。
会社の宣伝効果としてもばっちりだし、
しゃれてるなあ。




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そのあと、
続いてつけてたテレ朝のテレビ番組
「アレはスゴかった!」(番組はもう終了してるよう)
で、
北海道のちいさな書店に、注文が殺到しているのはなぜか、
というのをやっていた。


その本屋さんの名は、「いわた書店」。
自分の好みなどのカルテ?を送ると、
一万円で、店主の方が
好きそうな本を見つくろって、送ってくれるのだそう。
おもしろい。

今調べたら、他のメディアでも紹介され、
人気が出すぎて、
追いつかないので、一時受付中止みたいでしたが。

その店主の方が、数々の本を読破していて、
プロだからできることなのでしょうね。

でも、こういうことをヒントに、
全国の商売している方は、何かできそうな気がしますね。

小さいお店で商売が苦しい、という状況は同じでも、
違う企画で生き残るというような。
ネットが発達した現代では、
ニーズは意外なところにあるのかも。









8月26日(火)

夕飯。
鶏の手羽元を、塩コショウして、
魚焼きグリルでただカリッと焼いたもの。

まほうなべで、茹でた里芋(塩で)。
何度も言ってますが、
これ、2、3分沸騰させて、
そのまま数時間とか保温しておくだけで、むっちり茹だる。
じゃがいもと里芋は、もう必ずこれで茹でている私。
(つるんと皮がむけるので、その後で煮物にするのも簡単)

あと、ごぼうと牛肉の煮物、やきなす、
茹でいんげん、キュウリのぬか漬け。





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鉄平、再び2軍!
わあああ。






8月27日(水)


カワハラから受け取るものがあって、
用事の帰りに落ち合って、ご飯食べることに。
西荻の「見晴(みはらし)料理店」へ。
(店主は、陶芸家、くまがいのぞみさんのお友達。
どうもHPとかが見あたらないので、くまちゃんのブログより↑)

「のらぼう」で修行された店主さんは、
カワハラや、私も知り合いで、
ここの名刺などを、カワハラがデザインしてたのでした。
名刺、つくったのは前に見せてもらってて、
「いいじゃん!」と言ってたのだけど、ついに行けました。

店内も雰囲気あって、
お料理も、どれもおいしかったなあ。
ぜひおすすめしたい、
炊き込みごはんは、早めに頼んでおいたほうがいいかも。
なくなる可能性もあるし、炊き上げるため、時間がかかるので。

カワハラ、
内装中の店内も知ってるので、
「あそこの壁、ああしたんだね。いいねえ」とか、喋っていた。

トイレの前などにかかっている、
手づくりのカーテンというか、
布のシックなパッチワーク的なものも、とても素敵。

西荻にこられたら、ぜひ。








8月29日(金)


(前に扉に書いた部分もありますが)、
前に所属してた広告会社、
「サン・アド」の50周年の展覧会のオープニングパーティへ。
(「サン・アド」は、その昔、
開高健さんや、山口瞳さん、柳原良平さんらがいらした会社)

アンクル・トリスでも有名な、
柳原良平さんのイラストが、どーんと入り口の壁に。
たしか、描きおろしのイラスト、と聞いたと思う。
これ、ピンバッチとかにもなってて、とてもかわいいのです…。
記念品として配られたのを、頂きました。






くにぞうも、珍しく行くというので、一緒に。
カワハラと待ち合わせていたけど、ちょっと遅れるらしく、
ふたりで登場したら、
「わー。ふたりで並んでるの、初めて見た~」とか言われたり(笑)。


懐かしい顔、顔、顔。
別のパーティとか何かで、会ったことある人もいるけど、
「うわー、おひさしぶりです!」の方もたくさん。


昔からの社員旅行などの、いろんな写真も
1コーナーに飾られてて、とてもよかった。
私もいた。ほんとになつかしい…。

途中で、コピーライターの先輩、古居利康さんが、
「ブレーン」という広告業界の雑誌(別冊のサンアド特集号)で、
今回サン・アドの人が、
自分の好きなサン・アド出身の人のコピーを選ぶ
というコーナーがあるのだけど、
「僕が青木さんのコピー選んだので、載ってます」
みたいなことを言われて、
「えええ! ほんとに?!」とびっくり&すごく嬉しくて。

(古居さんは、「サントリー」のCMにも出てきてた
「水と生きる」というスローガンも書かれた方)


雑誌を1冊ずつ頂けたので、家に帰って見る。わあー。
ほめてくださって、ほんとにうれしかったなあ…。



そのコピーは、「NTTデータ通信」という会社の企業広告で、
科学のことを、
娘から、空にいる父への手紙として書く(5回シリーズ)、
というものなのだけど、
選んでいただいたキャッチコピーは、

「私が、あなたと違っていてよかった。」

というもの。

フリーマン・ダイソン教授が唱える「多様性」
の素晴らしさを、伝えたかった言葉でした。


科学のことは、よくわからないけど、
たくさんの人間が、
他の誰とも同じではない
ということの
すばらしさ、
不思議さ
をよく思います。

だから、
誰かと比べるのは、無意味であるばかりか、
そのたったひとりの自分のよさを
ないがしろにしているようなものなのかも。

たったひとりの、個性をもった
私でいいのだと、
思います。

よく不安になっちゃうけど。

でも、やっぱり、
この私でいいのだと思い直します。



    *******



さて、くにぞうは、
私より、パーティがさらに得意じゃないので、
きりのいいところで、
競馬に詳しい師匠の先輩と、どろん(笑)。



私とカワハラは、いろんな人と喋ってて、
気がついたら、最後までいてしまい、
エレベーターで一緒になった
画家の牧ちゃん(牧野伊三夫)と、
3人でちょっと飲んで帰ることに。

牧ちゃんがよく知ってる、モツ焼きのお店へ。
おやじさん達がぎっしり詰まった店内で、がっつり相席。

かなりの高齢であろうと思われるお母さん達が、
その中で、てきぱきと給仕されてて、むちゃくちゃかっこいいー!
私も、おばあちゃんになっても、
なにか、こうやって体を使って、
元気に働きたいという強い希望がある。


さてお店は、ほとんど終わりかけだったので、
モツ焼きのほとんどが売り切れで残念だったけど、
煮込みとか、おいしかった。

そこから、終電を気にしないでいいように、
始発駅までタクシーで移動しておいて、
あとちょっとだけ飲む別の店を
ぐるぐると3人で物色するも、よさそうなところがなく、
よくなそうだけど、まあいいか、
と入ったパブみたいなところが、すごいおいしくて、びっくりした。
見る目なし…(笑)。

3人とも、気心知れた仲なので、
なんだかんだと、お互いに
いろいろ好きなことを言い合って、おもしろかった。



次の日、
牧ちゃんから、珍しくメールがきてて、
「サン・アドでよかったと思った」
というようなことが書いてあったので、
「私も!」と返した。

ほんとに、ほんとにそう思った。
そんな会社にいられてよかった。