詩と写真
どんな人も、ふっと
落ち込んだりすることがあると思います。
どうしてもやる気がでない日があったり、
実は孤独だなと思うことがあったりします。
自分も、そんな人です。
しかも、非常にはげしくそんな人です。
そして幸せや人生について考えたり、
笑ったり、泣いたりしながら、生きています。
その自分や自分と同じような人を、
すこしでも救えればいいなと思いました。
(実はこうして書いていったりしないと、
自分は生きていけません)
これは、この先何がどうなっても、
書いていくと思います。
(04.12月)
ただ
咲いている
花の美しさに
打たれる
ひるさがりの
すいてきがついた
ガラスのコップ
じぶんのいるばしょが
あること
じぶんのにおいが
すること
100のコトバより
1つの事実に
勇気づけられる
そのしあわせを
たいせつに
あつかわなければ
いけない
だって
その今の
しあわせは
もう二度と
こないのだから
言葉しか
信じられないのなら
そのほかの全体が
かわいそうだ
あなたが
あたまで
思ってて言わないこととか
体が
あったかいこととか
夜中に
とつぜん夕立
道路に
やりのように
雨がたたきつけられる
小さい窓から
鼻を出して
雨の道路の
ひんやりした
においをかぐ
悩みって
新聞の一面と同じで、
その時一番大きいものが
『今のわたしの悩み今日の一面』
を飾る
もっと大きい悩みが
どーんと
例えば急に
事故にあったりすると
さっきの一面の悩みは
悩みとしての立場を失って
ちょっとはずかしいかんじになる
どんなことがあっても
きっと
いつか
たちなおってしまう
あるいみでは
かなしいこと
玉ネギのくさったような
においがするなー
と思ってたら
ほんとに
玉ネギがくさってたので
びっくりした
自転車で
朝の細い道を走っていく
おかあさんと
小学生のおにいちゃんと
もっとちっちゃい弟の列
みんな
きちんと縦一列になっている
おにいちゃんが
わーっといって
手ばなしで走っていくので
うしろの弟は
わーっと思い切り
片手ばなしをしていた
角をまがれば豆腐屋さん
もう
緑がふかく
夏になっている
人はこのさき
自分がどうなっていくのか
誰ひとりとして
しらない
だから
うらない師も
街角に
立ったりしているのだ
わたしが
どうなるのか
あなたに
いいあてられないから
そう思うと
こころづよい
すごくすごくいい
友達をもつということは
近くに
神さまを
もつようなもの
傷付くと
人のやさしさを
もらえる
無料で
花がかれてしまうと
ひとはすててしまうけど
そのまま
しなびて
からからになるまで
おいておくと
そのきたない
すがたには
うつくしいものがあって
人の一生も
こうゆうものでは
ないかと思う
電車の中で
女子高生が
ふたりでしゃべっていて、
急にどちらかが言った
「過去はお金で買えないんだよ」
そう
どんな大金をつんでも
すべての
ものごとは
その正反対から見ることができる
そのことをやってよかった
そのことをやってわるかった
だから
ショックなことがおこったら
少しだけおちついて
その反対から見てみて
いいことばっかり
考えてると
そのうちの
1コくらいは
起こる
たぶん
ぜったい
ほんと
だから
なるべくたくさん考えとくといい
おすすめします
こうして生きている
どうせ
1回きりだ
好きなことを
かたっぱしから
やろう
窓の外を
ふと
見ると
むこうの丘の
たくさんのうちの
でんきが
ひとつ
急に消えたので
びっくりした
人は誰でも
少しだけ
あなたを助けることができる
でも
誰も
しんそこから
あなたを助けることはできない
あなたが
涙をふいて
ぐちゃぐちゃの顔でも
ひざを立てて
歩きだすしかないのだ
みんな
生きていくの
うまいよね
私は
ぶつかって
すぐ
きずだらけ
紅茶の
ティーバッグが
とめてある
ちいさな
ホチキス
見ると
だいたい
にっこりできる
みんな誰かに
「あんたはそれでいいんだよ」
と言ってほしい
でも自分で言うしか
ない時もある
夜中にひとりの部屋で
声に出して
ちゃんと
言ってあげる
「けっこうすごくよくやってるぞ」と
第二のじぶんになろう
勇気をだして
死ぬまでに
いくら笑っても
だれにも
おこられないし
お金もとられない
あたしって
かわってるな
でも
いいかんじだな
私には
わからないことがある
あなたの中にも
私にわからないように
がまんしてることが
きっとあるだろう
だから
私も
何かあった時
「あなたにはわからないよ」
なんて
言わないようにしようと思う
あ~
つかれちゃったにゃ~
もう~
平安なきもちがある体と
不安定なきもちがある体とは
体のどこが
ちがっているのだろう
そうなりたい
ひとに
自分がなれば
きっと
にた人が
そのそばにいるだろう
いま、窓のそとを
せんたくものの
うすいコートが
くるくるまわっている
ややはれた
なさけない
みずいろのそらをバックに
気品あるバレリーナのように
わたしは
ひとり
しごとを
はじめる
ややなさけないかんじで
でも
とても
神々しく
元気は
目に見えないけれど
もらったり
あげたり
できる
おちこむということは
いつか
かわれる可能性があるということだ
そのことに
もう気がついているのだから
入口には立っているのだから
うすぐらい夕方
自転車で家に帰る途中
細い道でやや年とった母親と
その娘のような人が
並んで歩いていた
そばを通りぬけようとした時
音に気付いた娘のほうが
つっと
そでをひっぱり
母親はすこし娘のほうによった
なぜかその小さな行為が
とても美しくて
しずけさのなか、ペダルをこいだ
かみさま
私にもまだそでをひっぱる
母親がいることをごぞんじでしょうか
ここからでは手をのばしても
届かないが
そしてまた勢いをつけて
ひとりの部屋にむかって
カーブを
大きく回転していく
生まれかわれる
としたら
また自分をやるだろう
この
めんどうくさい